スマートフォンとは
スマートフォンというのは携帯電話の中のひとつの種類です。日本では略して「スマホ」と呼ばれるこがあります。
スマートフォンは「多機能携帯電話」とも呼ばれます。通話やメールだけでなく、パソコンと同じようにインターネットに接続してウェブサイトを表示したり、動画や音楽を再生したり、ゲームをしたり、カメラで写真や動画を撮ったりできます。
スマートフォンの特徴
日本でスマートフォン以前に普及していた多機能携帯電話のことを「ガラケー」とか「フィーチャーフォン」などと言ったりしますが、スマートフォンはこれらよりもさらに多くの機能を持っていて、しかもそれぞれの機能が、より高性能です。外観や操作の仕方にも大きな違いがあります。
1.板状で画面が大きい
現在のところストレート型(板状)のスマートフォンが主流です。前面のほとんどをディスプレイ(画面)が占め、多くはフィーチャーフォンのようにテンキーやカーソルキーを持ちません。ディスプレイは5インチ前後と大型で、ウェブサイトや動画を見るにしても、ゲームをするにしても、より見やすく、迫力のある形で楽しめます。
2.操作は画面を指でタッチ
スマートフォンはディスプレイに直接、指で触れて操作するのが一般的です。パソコンのようにキーボードやマウスがなくても、これらを使って操作するのと同じくらい素早く、細かな操作が行えます。また、指を左右に払う動きでページをめくるなど、より直感的な操作が可能となっています。
3.アプリで機能を追加できる
パソコンでは、例えばワードやエクセルは「アプリケーションソフト」とか、単純に「ソフト」と呼ばれたりしますが、スマートフォンにおいては「アプリ」と表現されます。アプリは個人を含む世界中の開発者が配信しているので、ありとあらゆる種類のものがあり、多くは無料で使えます。
スマートフォンの利用者はアプリを自由にインストールして、機能をどんどん追加していくことができます。たとえば天気予報のアプリだったり、地図のアプリ、ニュースのアプリ、ショッピングのアプリ、電子書籍のアプリなど、なんでもあります。ワードやエクセルをはじめとしたビジネス向けのアプリも多数用意されています。
4.機能がより高度である
スマートフォンは処理速度が速く、通信も高速であるため、フィーチャーフォンよりも高度な機能やサービスを動かすことができます。たとえばウェブブラウザは標準でパソコン向けのサイトが表示できますし、動画はYouTubeやニコニコ動画だっていけます。カメラはコンパクトデジカメに劣らない撮影性能を持ち、撮影した写真や動画をびっくりするほど綺麗なディスプレイでそのまま見ることができます。
もっと素晴らしいのは、スマートフォンに搭載されている豊富な「通信機能」と「センサー」を活用した機能やサービスです。ある時はスマートフォンがカーナビになり、またある時はテレビや照明などのリモコンに。さらには家の鍵として使ったり、健康管理をするための機器として使うなど、電話というジャンルを超えた使い方ができます。