スマートフォンの料金

(最終更新日:2016年5月17日)
スマートフォン本体の価格は最新機種で3~10万円程度。月額料金は平均7,500円程度です。月々の料金は、「基本使用料」「通話料」「データ通信料」「インターネット接続料」の4つで構成されています。

スマートフォンを使いはじめるのに必要なもの

スマートフォンを使いはじめるには、スマートフォン本体の購入と、携帯電話会社との回線契約が必要です。

携帯電話会社というのはドコモやau(KDDI)、ソフトバンクなどのことです。スマートフォン本体は携帯電話会社から購入するのが一般的で、この場合は回線契約も同時に行います。回線契約をすることで、購入したスマートフォンで通話やデータ通信が行えるようになります。

購入や契約の手続きは、各携帯電話会社のショップや家電量販店店頭のほか、携帯電話会社公式のオンラインショップでも可能です。

ヒント: 最近ではMVNOや家電量販店で「SIMフリーモデル」と呼ばれるスマートフォンを買って運用するケースも増えてきました。

説明が長くなってしまうので詳しい説明は割愛しますが、SIMロックフリーのスマートフォンの中には日本の携帯電話会社が扱っていないスマートフォンもあり、こういった珍しい機種が使えることや、MVNOが提供する格安SIMサービスと組み合わせることで、より低いコストでの運用が可能となっています。

ただしSIMロックフリーのスマートフォンの運用には、携帯サービスやスマートフォンに関するある程度の知識が必要で、しかもデメリットもありますので、あくまで中~上級者向けの選択となります。このページではスマートフォンを携帯電話会社から購入する場合の料金について説明しています。

本体の価格

携帯電話会社が販売するスマートフォンは、最新の機種で約3~10万円程度します。金額の差は主に性能の差であり、高額な機種ほどハイスペックで、処理速度が高かったりディスプレイが大きかったり、特別な機能を持っていたりします。

本体は非常に高額ですが、基本的には携帯電話会社による割引が受けられますので、最新機種でも実質的には約1.5~6万円程度で購入できるようになっています。またスマートフォンは金利ゼロでの分割払いも可能なので、これらを利用することで導入費用を抑えることができます。

月々の料金

月々の料金は、「基本使用料」+「通話料」+「データ通信料」+「インターネット接続料」の4つで構成されています。携帯電話会社によって各料金の呼び方こそ違いますが、その意味合いは同じです。

基本使用料
携帯電話サービスを利用するのに毎月最低限支払わなければならない基本料金です。料金は月額固定です。
通話料
電話をかけた時にかかる料金です。通話した時間で課金されます。
データ通信料
メールやインターネット、アプリなどでデータ通信をしたときにかかる料金です。
インターネット接続料
インターネットに接続するために必要な料金です。各会社共通で300円+税がかかります。

データ通信料について詳しく知る

スマートフォンではパソコン向けのウェブサイトをそのまま見たり、YouTubeで動画を長時間見たりすることがあり、従来の携帯電話よりも多量のデータ通信を行います。そのため従来のような従量課金ではなく、月額定額のデータ通信サービスを利用するのが一般的です。

データ通信サービスには、「月間2GBまで」や、「月間5GBまで」というように、プランによってひと月に利用できるデータ通信量が決められていて、自分がどのくらいの通信を行うかによって契約するプランを選びます。当然、少量のプランほど料金は安く、多量のプランほど高額です。

データ通信量の上限を超えた場合は、当月中は通信速度が著しく制限されます。この場合、追加料金を払えば一定量分だけ元の通信速度に戻ります。

ヒント: MMDLaboが2016年2月に公開した調査データによると、ドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンユーザーの平均月額利用料は7,433円になるそうです。スマートフォン本体を分割で購入している場合には、分割代金がこれに上乗せされます。

https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1531.html

コンテンツ利用料

有料のアプリや映画、電子書籍などを購入した場合、別途料金がかかります。こういったコンテンツ利用料はコンテンツの提供元が用意している支払い方法で支払いますが、中には「キャリア決済」といって携帯電話料金と合算で支払う方法を用意しているところもあります。