携帯端末向けマルチメディア放送「モバキャス」が2012年初よりスタートします。
マルチメディア放送とはテレビ放送の地デジ化に伴い利用可能となる周波数を用いて実現を図る新たな放送で、放送中の番組をワンセグの約10倍相当の高画質でリアルタイム視聴できるほか、「シフトタイム・コンテンツ」により見たいコンテンツが自動的に対応デバイス内に保存され、いつでもどこでもコンテンツを楽しむことができます。さらに映画やドラマだけでなく、マンガ・小説・音楽・ゲームなど、映像に限らずさまざまな形式のサービスが利用できます。
番組はあの「東京スカイツリー」から配信されます。
デバイスは、ワンセグなどと同様に携帯電話・スマートフォンなどが対応することを見込んでおり、サービス開始5年目で5000万台の普及を目指しています。当初は対応スマートフォンが登場する見込みで、2012年4月のサービスインに間に合うよう準備されるといいます。
「シフトタイム・コンテンツ」によって自動的にコンテンツがスマートフォン内に蓄積されるおかげで、ワンセグのように視聴する場所を気にせず、地下や屋内でも利用出来るところが良いですね。対応デバイスもスマートフォンだけではなく、ゲーム機やポータブルメディアプレイヤーなども登場するようです。
「リアルタイム/シフトタイム・コンテンツ」のイメージ
情報元:mmbi
確か次期マルチメディア放送は最高スペックでVGA30fpsでワンセグと比べ解像度で4倍、フレームレートで2倍で合わせ6倍程度かな。
KDDI陣営の方が明らかに優れていたのに、原口総務相が事実上独断で決めちゃったんですよね。電波という貴重な資源の最終判断が大臣に一任されてるって…有識者の投票とか、ユーザーのネット投票とかにならんものか…素人が最終判断って…。デキレース…。
KDDI陣営のメディアフローはアメリカで商用化されてますが、商売としては成功してません。それは電波の入りが悪いことが主な原因だと思われますが、KDDI陣営ではそれを教訓に短期的利益は求めず、基地局を多く設置するというものでした。しかし、このドコモ陣営のマルチメディア放送はKDDI陣営に比べ確か半分以下の基地局数だったように記憶してます。米メディアフローの二の舞になる予感が…。
スペック的には両陣営ともほぼ同等なんですけどね。
200円であまり電波が入らない放送と、500円だけどどこでも電波が入り快適な放送…。私は後者が良いなと思ってました。