NTTドコモは7月13日、調剤薬局が調剤情報などを患者のスマートフォンへ提供する「スマートフォンを用いた調剤情報提供の取組み」を、トライアル実施することを発表しました。
病院で渡された処方箋を引き替えに薬局から薬を受け取ります。この際に明細書に印字されたQRコードを読み取るかFelicaを利用して調剤情報をスマートフォンに取り込み、「お薬手帳」として薬の効用や用量用法などをいつでも容易に確認できるようにします。
下の画像はスマートフォン上での閲覧イメージです。
トライアル期間は2011年7月15日(金曜)から2011年10月14日(金曜)で、実施薬局は東京のアイン薬局 エキュート立川店です。対象者は「実施薬局から協力依頼をする方(最大80名。お子様の処方せんをお持ちいただく保護者など)」となっています。
この取組みは、薬局が調剤情報などをスマートフォンを通して提供するという手法の有効性の確認と、課題把握を目的として実施されます。検証結果は、学会発表などを行った上で、本格的な実用化を検討する予定だということです。
「お薬手帳」は病院にかかる前に忘れずに持っていくのはなかなか難しいことなので、それをスマートフォンで代替しようとする試みは有効だと個人的には思います。
情報元:NTTドコモ