Androidのタブレット向けバージョンである「Honeycomb(Android3.x系)」に、スマートフォン向けアプリの表示拡大機能が追加されます。新バージョンであるAndroid3.2に搭載されるようです。
この機能は、スマートフォン向けに開発されたアプリを画面の大きいタブレットでも正常に表示されるよう自動的に最適化するもので、システムバーに表示される”表示モードオプション”を選択することで実行されます。
表示モードオプションには冒頭画像のように「Stretch to fill screen」と「Zoom to fill screen」があり、前者は従来同様にアプリのレイアウトを引き伸ばしてタブレットのスクリーンにフィットさせるモードで、後者は新たに追加された拡大モードです。ストレッチモードではレイアウトがリサイズされるので一部アプリでは表示が崩れてしまうことがありましたが、新たに追加された拡大モードでは表示が拡大されるだけなので表示が崩れてしまうことはありません。しかし画質は荒っぽくなります。
スマートフォン向けのアプリに対してはまずは従来通りストレッチモードで試し、レイアウトが崩れてしまうようだったら拡大モードへの切り替えるという使われ方が推奨されています。
ちなみにこの機能が追加された新バージョン「Android3.2」は、米国向けのMotorola XOOM Wi-Fi版に7月12日より配信が開始されているようです。日本向けのXOOMにも近いうちに配信されることになるのではないでしょうか。