シャープがAndroidスマートフォン（スマホ）の新モデル「AQUOS R5G」を発表しました。
注目したいポイントをまとめました。
AQUOS Rシリーズとは
シャープが開発するAndroidスマートフォンのシリーズの1つ。ハイエンドシリーズであり、高機能、多機能が特徴です。下位にAQUOS senseシリーズがあります。
新発売となるAQUOS R5Gは、AQUOS Rシリーズの2020年最新モデルとなります。
見た目・大きさ・重さ
大きさは約162×75×8.9mm、重さは約189gです。
カラーバリエーションは、アースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイトの3色。※追加される可能性があります。
発売日
「今春発売」と発表されています。
携帯電話会社（キャリア）が3月に開始する5Gサービスにあわせて発売されるものと思われます。
どこから発売される？
ドコモ、au、ソフトバンクの3社からは間違いなく発売されることになると思います。
楽天モバイルからも発売される可能性は高いですが、上記3社と比べて発売時期はほんの少し遅くなるかもしれません。
サクッとわかる！4つの注目ポイント
絶対に押さえておきたい4つの特徴です。
2. ”こう撮りたい”に応える3+1眼カメラ
3. ゲームにも強い
4. 5Gで超高速通信
時代を先取りする8K動画撮影に対応。8Kテレビに転送して表示すれば非常に美しい映像が見られます。
また、カメラは標準、広角、望遠のマルチカメラとなっていて、シーンに応じて自由に画角（写る範囲）を変えて撮影できます。そして、ToFカメラの搭載により、写真だけでなく動画でも背景をぼかした魅力的な撮影ができます。
ゲーミングスマホを謳えるだけのトップクラスの動作速度・安定性を持ちます。ストレージ（記憶容量）は最大クラス。3Dゲームや8K動画などの大容量データも安心して扱えます。
国内キャリアが3月から開始する第5世代移動通信システム（5G）を用いた通信サービスに対応します。条件が整えば、これまでよりも高速に通信できます。
AQUOS R5Gのこだわり機能
他機種との違いを見ていきます。
スマホでも8K動画を楽しむ仕組み
撮った8K動画を大型テレビだけでなくスマホの小さな画面でも楽しめるようにする工夫を各社が考えています。
シャープが出した答えが「超広角レンズ＋フォーカス再生」です。8Kカメラで広い範囲を撮影しておいて、スマホで再生する際、見たい箇所を拡大表示して楽しみます。
8Kの超高解像度な動画なら、拡大表示しても十分な解像感を保ったまま表示できますし、AIが対象を自動的に追いかけて表示してくれるので、子供やペットの思い出を残すのにも最適です。
AIが思い出を自動生成
「AIライブシャッター」と「AIライブストーリー」はAQUOS Rシリーズを象徴する機能の一つです。
写真や動画の編集には手間と時間がかかりますが、これらの機能が魅力的な動画や写真を自動的に作ってくれるので、たとえば旅の最中であっても手間を掛けずに短時間で家族や友達と思い出を共有できます。
- AIライブシャッター
- 動画撮影中、AIが自動的におすすめの写真を撮影する機能。
- AIライブストーリー
- 動画撮影後、AIが自動的に約15秒のショートムービーを作成する機能。
10億色の表現力と滑らかな表示
AQUOS R5Gに搭載されるPro IGZO液晶ディスプレイは、最大表示色数が10億色で、朝焼け夕焼けのようなグラデーションがかかったシーンを表示した際に特に表現力の違いを感じることができます。
また、120Hz対応なので、画面のスクロールや対応動画が、残像少なく滑らかに動きます。
イヤホンが直挿しできる
ハイエンドモデルではイヤホンジャックを省く傾向にあるなか、AQUOS R5Gでは使い勝手を最優先し、本体にイヤホンジャックを残しています。
ワイヤレスイヤホンは確かにスマートですが、別途購入する必要がありますし、電池が切れると使えなくなってしまうという大きな欠点もあり、ユーザーを選びます。どちらにも対応できるAQUOS R5Gなら安心です。
前機種との目立った違い
8K動画撮影対応、5G対応以外で、目立った変更点をまとめました。
ドラマティックワイドカメラは撤廃に
AQUOS R2とAQUOS R3には、「ドラマティックワイドカメラ」と呼ばれる動画専用カメラが搭載されていて、より質の高い動画撮影が可能でしたが、AQUOS R5Gではこの概念は取り払われました。
その代わり、8K画質のワイド動画撮影という強力な飛び道具を得ましたし、昨今のトレンドとなっている超広角、広角、望遠カメラでの自由度の高い撮影も可能になりました。
このカメラを従来のAI機能と組み合わせたことによって、以前にも増して個性的かつ実用的なカメラに仕上がっています。具体的にはAIライブストーリーが「Pro」に進化。望遠と超広角カメラも使った、より本格的なムービーが作成されるようになりました。
ディスプレイがより大きく
ディスプレイはシリーズを追うごとに徐々に大型化し、AQUOS R5Gでは6.5インチになりました。スマホの中では大型の部類となり、映画やゲームの利用にさらに最適化されました。
ディスプレイの大型化に伴って、本体サイズ・重量もわずかに増えています。
パフォーマンスが強化
プロセッサは最新のSnapdragon 865に。メモリーは前作AQUOS R3と比べ、RAM、ROMともに倍増し、しかもより新しく、高速な規格のものが採用されたため、基本性能が大きく底上げされました。
また、放熱設計や素材が見直され、熱によるパフォーマンスの低下が起きにくくなったので、充電しながらの高負荷な作業も安心して行えます。写真・動画編集や3Dゲームをやる際には特に大きなメリットです。
バッテリー容量も3,200mAhから3,730mAhへ増えています。しかしAQUOS R5Gは5Gに対応するうえ、ディスプレイサイズが大きくなっているので、消費電力はより大きいと考えられ、実際の動作時間がアップするかどうかは未知数です。
スペック
※黄色背景は他モデルに対してアドバンテージがあることを表しています。
※内容の正確性を保証するものではありません。誤りがあった場合、ご指摘いただければ即座に調べ直して修正します。
