ここ1週間くらいの間で報じられたスマホ関連ニュースのなかでこれだけは知っておきたいというものをいくつかピックアップしてお届けする「スマホ気になるニュース」。
前回、前々回に引き続き、更新出来ていなかった期間のニュースをまとめます。今回は7月の第2週目にリリースされたニュースが対象です。
楽天モバイルがDMM mobileを買収
7月9日、楽天バイルがDMM.comの運営するMVNO事業「DMM mobile」とインターネットサービス事業「DMM光」を9月1日付けで継承すると発表しました。
9月1日以降、DMM mobileおよびDMM光の運営は楽天モバイルに移りますが、ブランド名は当面の間そのままで運営されます。ただしポイントシステムは楽天ポイントに移行されます。
DMM mobileはドコモの回線を利用したMVNOサービスで、2014年12月にサービスを開始し、国内契約数は約24万。楽天モバイルはモバイル事業の顧客基盤を拡大する目的で買収を行います。
Android日本上陸から10年が経過
2019年7月10日でAndroidスマホが日本で初めて発売されてからちょうど10年が経ちました。
Androidが日本に上陸して10年、7月10日は「HT-03A」発売の日 – ケータイ Watch https://t.co/4XBgkQvdt6 @ktai_watchさんから
— がってん (@gattenist) July 11, 2019
日本初のAndroidスマホはドコモから発売されたHTC製の「HT-03A」です。
HT-03Aの主なスペックは、Android 1.5、Qualcomm MSM7201Aプロセッサ(528MHzシングルコア)、192MB RAM、512MB ROM、約3.2インチ320×480ピクセル液晶、310万画素アウトカメラ(インカメラなし)、1340mAhバッテリーなど。通信は下り7.2Mbps/上り384kbpsモバイルデータ通信、IEEE 802.11b/g Wi-Fi、Bluetooth 2.0+EDRに対応していました。
電話機としてまともに機能しないほど動作が緩慢だったと記憶しています。しかし携帯電話でPCと全く同じサイトを表示したりアプリを自由にインストールして機能を拡張したりゲームができたりするのは当時としては画期的で非常に興奮しました。
ドコモが車内向けネットサービスを発表
ドコモが車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を発表。9月10日より提供を開始します。
全国のドコモのLTEエリア内で利用でき、ドコモの回線契約を持っていない方でも、dアカウントがあれば利用できます。
報道発表資料 : 車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を提供開始 | お知らせ | NTTドコモ https://t.co/9OnnI3TxDL
— がってん (@gattenist) July 12, 2019
docomo in Car Connectは、移動中の車内においてLTEの高速データ通信をWi-Fiを用いて利用できる接続サービスです。
車内が一種のホットスポット的な空間になり、スマホ、タブレット、ゲーム機、ノートパソコンなどのWi-Fi機器で高速インターネットが利用できます。
データ通信量の上限はありません。動画や音楽、オンラインゲームなどデータ量の多いコンテンツも気兼ねなく楽しめます。
料金はプランは、1日(24時間)500円、30日1,500円、365日12,000円の3種類が用意され、用途に応じて選択できます。
サービス開始当初、日産が2019年秋に発売予定の新型スカイラインと、パイオニアが2019年秋移行に発売予定のカーナビ製品が本サービスに対応します。
今年も富士山頂がエリア化
ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、7月上旬より富士山頂においてLTEのエリア化を行っています。
登山口や登山道、山小屋も、LTEや3G、公衆無線LANの設備を設置し、通信サービスが使えるようにしています。
- 地域からのお知らせ(東海) :富士山頂における1238MbpsのLTE通信サービス提供について | お知らせ | NTTドコモ お知らせ | NTTドコモ
- 富士山でFree Wi-Fiと4G LTEの提供を開始!~今年も富士山にて快適な通信を提供します~ | スマートフォン・携帯電話 | au
- 富士山で今年も高速データ通信サービスを提供 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
auはエリア化に加え、富士山でスマホ決済「au PAY」や、IoTで山の天気・駐車場混雑情報を事前に把握可能なサービスを提供開始しています。
KDDIが登録エリア災害・避難情報メールを提供開始
KDDIが7月8日から「登録エリア災害・避難情報メール」というサービスを開始しています。月額利用料は無料で、auのスマホ・ケータイに対応しています。
auが「登録エリア災害・避難情報メール」、離れた家族に「逃げなきゃコール」 https://t.co/47mawi14nX pic.twitter.com/Em3CQRl9Bv
— ケータイ Watch (@ktai_watch) July 8, 2019
国土交通省推進の「逃げなきゃコール」に対応したサービスで、あらかじめ登録していた地域へ災害・避難情報が発信された際、スマホやケータイのSMSでその通知を受けることができるサービスです。
「逃げなきゃコール」は「平成30年7月豪雨」を踏まえ国土交通省が設置し、KDDIもメンバーとして参加する「住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト」の取り組みの1つです。離れた場所に暮らす高齢者などの家族に危険が差し迫った場合に、直接電話をかけて避難行動を呼びかけるものです。
東急ハンズがコード決済7サービスを一斉導入
雑貨店の東急ハンズが7月9日、コード決済サービス7サービスを全国の東急ハンズ、ハンズ ビーの店舗に一斉導入しました。
導入サービスは、d払い、楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、メルペイ、クオカードペイ、ゆうちょPayです。
東急ハンズ、「PayPay」「LINE Pay」など7種のスマホ決済を一挙導入https://t.co/ahOHJ0tb9G
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) July 8, 2019
これまではAlipay、WeChat Payの2サービスしか対応していなかったので、一気に使えるコード決済の種類が増えた格好です。