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MSY製Xperia acro(SO-02C/IS11S)用ハードケースを完全レビュー

MSYハードケース

MSYハードケース

なんと、またあのMSYさんからサンプルケースを頂いてしまいました。Xperia acro用のポリカーボネート素材のハードジャケットです。早速レビューをしてみました。

まず同梱物の確認からですが、ケース本体のほかにディスプレイを保護するスクリーンプロテクターと、汚れを拭き取るクリーニングクロスが付いてきます。同社製arc用ケースには付いていなかったのでこれは嬉しい変化です。

以前も記事の中でお伝えしましたが、ドコモ版(SO-02C)とau版(IS11S)は外寸が全くの同一ですので、本品も両方で使えます。

今回お送りいただいたのはこの3点。左から、新商品である「Web Case Ice Ver.」のクリアオレンジ、同スモークブラック、そしてお馴染み「Web Case」のピンクとなります。

Web Caseがマットな質感なのに対して、Ice Ver.は氷のようなしっとりとした光沢を身にまとっています。acroは白・黒・アクア・ルビーとアクセントの強いラインアップなので、このやや落ち着いた光沢感が妙にマッチします。

柄はメッシュ調になっていて、楕円形の穴が規則的に並んでいます。arc用のWeb Caseでは大きさの異なる穴でグラデーションを表現していましたが、acro用では穴の大きさは基本的に同一でグラデーションもかかっていません。穴のサイズが大きいために端末本体のカラーがより前面に押し出される形になり、ケースのカラー×本体のカラー+光沢によって艶やかで不思議な色彩を放ちます。大変個性的に見えます。

さわり心地はさらさらとしていて摩擦が少ないです。ポケットにも入れやすいと思います。しかし逆にグリップ力はありません。

薄さについては「並」といったところでしょう。決して分厚いということではありませんが驚くほどの薄さではなく、正直もっと薄い製品もあります。

MSYではWeb Case、Web Case Ice Verの他に、クリアタイプのCrystal Case、ビタミンカラーのSolid Case、ベルベット調のVelvet Caseもラインアップされています。個人的にはWeb Case、Web Case Ice Verも捨てがたいのですが、Velvet Caseもなんとも言えない高級感があってとても気に入っています。

装着してみました。やっぱりMSY製は格好良さが一味違います。どういうわけか、端末との一体感が非常に強いです。まるで元々こういうデザインの端末であるかのようです。

ひとつarc用ケースからの変更点を見つけました。それは装着のしやすさです。恐らく穴のサイズが大きくなったために、ケース自体がよくしなるようになったのでしょう。しかし逆に、ケースが外れやすくなってしまったとも感じました。一般的なケースの装着感よりもゆるく感じます。

上面と底面です。大抵のハードケースはこのように上面と底面が開いた形になっていますが、本品も同じです。しかし縁や角にまでしっかりとケースが回り込んでいて必要最低限はきちんと保護されます。覆いかぶさっていないので電源ボタンも押しやすいですしHDMIのジャックカバーも開けやすいです。

背面です。XPERIAのロゴとソニエリのエンブレムがうっすらと透けて見えます。

カメラのレンズやフラッシュ、スピーカーのための穴は、いずれも本体とのズレはほとんどありませんでした。造りの良さはさすがです。しかし懸念点もあります。それはフラッシュの光をケースが反射してしまう可能性があることです。製品パッケージ裏面にも記載されていますが、ケースを着用したままフラッシュ撮影をすると画面に光のフレアーや写り込みが現れることがあるようです。今回は残念ながら実機を使ってのレビューではないために確認できませんでしたが、恐らくクリアタイプのCrystal Caseでは顕著に現れると思われます。逆にVelvet Caseのように表面がマットなものであれば問題は生じにくいはずです。

側面です。端末側面にあるシルバーのラインが透けて見えるところが良いですね。

ジャックやボタンなどの穴にズレはありません。しかしボリュームボタン、カメラのシャッターボタンが非常に押しにくいです。実はこれはこのケース特有の問題というよりも、arc/acro用ハードケースのほとんどに言えることです。円滑に操作するためには指先を立ててボタンと垂直に押下するしかありません。

総括

造りの良さは流石です。カメラやフラッシュ、マイク用に開けられた穴もほとんどズレがありません。また、ケースと何かが干渉して機能しなくなってしまっている部分もありません。

付けた後のほうが格好良くなるケースというのは実は思った以上に多くありません。しかし本品はそれをかなえるものです。本体との一体感が強く、まるで予めこのようなデザインの端末であったかのようにも思えてきます。バリエーションも豊富で個性が出せます。

Xperia acro最大の特徴である「デザインの良さ」を損なうこと無く端末を保護できる、大変パフォーマンスの高いケースに仕上がっていると思います。

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画像ギャラリー

協力:MSY株式会社

6件のコメント

  • 当記事を見て、Web Case Ice Ver.のクリアを購入したくなりました。購入に際し、作りの良さなどはこの記事でよくわかり安心しましたが、一番心配しているのがフラッシュの映り込みです。
    写真を見る限りテカテカの光沢表面ではなさそうですが…

    以前の記事で様々なケースの検証をされていましたが、当ケースでの映り込みの程度はどれくらいになるとお考えですか…?
    参考にしたいのでもしよければ意見をお聞かせください。

    • acro用は実機での検証をしていないので何とも言えませんが、arc用は正直に言ってしまうと装着したままではとてもじゃないですがフラッシュを焚いての撮影は出来ませんでした。全体的に白味がかかってしまいます。特にクリア(透明)のものは光の写り込みが顕著でした。

      acro用はフラッシュのところの穴がやや広めにとられているのでもしかしたら程度は和らいでいるかも知れませんが、パッケージに写り込みが生じる可能性がある旨記載されているところをみると、完全に大丈夫だということではなさそうです。

  • 早速のご返信ありがとうございます。
    パッケージの「フレアや映り込みが現れることがあります」
    がなんともあいまいで気になるところです…

    検証記事ではエレコム製のカメラとフラッシュ穴が一体のものは映り込みがない、もしくは少ないようでしたね。
    ということは…メーカーさんが見ると目が飛び出るかもしれませんが、どうしても気になるならフラッシュ穴とカメラ穴をうまく加工してつないでしまえばどうにかなる…!?

    いずれにしても購入してみようと思います。
    アクア購入予定なので、本体色はあまり消さず、かつデザイン性の高いケースを探していたのですが、当記事写真が多く非常に参考になりました。

    • 参考になったようで嬉しいです。

      肝心なのはフラッシュの穴とカメラレンズの穴が一体になっていることではなくて、フラッシュの穴がどれだけ広く取られているかということだと思います。arc用のケースの場合、フラッシュの大きさとほとんど同じ大きさの穴が開けられていたために、より多く干渉してしまったものと思われます。

      もし問題が生じるようでしたら削って調整しても良いかもしれませんね。

  • スモーキーブラックというより
    スモーキーブラウンだったのでガッカリしました。
    MSYのイメージのようにグラデーションも多少期待してしまっただけに余計ガッカリ。
    もっと早くここの記事を発見出来ていればよかった・・・

    • Ice verは透明感があるので黒が少し淡いんですよね。それがお気に召さなかったというわけですか。残念です。

      注目ケースに付いては今後もレビューをしていきたいと思いますので、なにか気になるケースがあれば是非ご連絡ください。