NXPセミコンダクターズが、同社製NFCチップがソニー・エリクソンのアンドロイドスマートフォンに採用されたことを発表しました。ソニー・エリクソンはNFCを搭載したスマートフォンを開発し、Googleの提供するおサイフサービス「Google Wallet」などに対応していきます。ソニエリではないのですが、ソニーとNXPは2007年に合弁会社を設立しているんですね。
しかし難しいのは日本で普及しているFelicaとの兼ね合いです。NFCはFelicaの上位互換にあたり一部の機能は使えますが、NFC搭載端末を日本に持ち込んでもおサイフケータイとしては使うことができません。ですから日本でも活躍しているソニエリとしては、NFCとFelicaの両方に対応した機器を日本向けに投入する必要があるわけです。
ドコモは2013年頃までに、FelicaとNFCの両方が搭載された端末をリリースする計画ですが、もしかしたらソニー・エリクソンの端末がその一発目になるなんてこともあるのかもしれません。
ちなみにNXPという会社は世界有数の半導体メーカーで、つい先日もNFCを使った面白いソリューションを発表しています。
情報元:NXP