Googleが、親が子どものインターネット利用を管理するための機能「ファミリーリンク」の提供を日本でも始めました。
できること
ファミリーリンクを使うと、子どもがスマートフォンやタブレットでどんなアプリをどれだけ使っているかをチェックしたり、場合によって不適切なコンテンツをブロックしたり、利用時間に上限を設定したりして、子どものインターネット利用をコントロールすることができます。
- 子どもが Google Playストアからダウンロードするアプリを許可したり、ブロックしたりできる。
- 週ごとや月ごとのアクティビティ レポートで、子どものアプリの利用時間を確認したり、端末の1日あたりの利用時間の上限を設定したりできる。
- 勉強する時間や寝る時間になったら子どもの端末をリモートでロックできる。
必要なもの
ファミリーリンクを使うためには次のものが必要です。
- 子ども用のAndroid端末(Android 7.0以上推奨。iPhoneはダメ)
- 子ども用のGoogleアカウント
- 保護者用の端末(Android 端末または iPhone)
- 保護者のGoogleアカウント
子ども用の端末には買い替え前の今は使っていないスマホがもしあれば、それを使うのがコスト面では理想です。ただしAndroid 7.0以上が推奨で、最低でもAndroid 5.1以上(Google Play開発者サービス8.6)が必要なので、あまりに古い機種では使えません。またiPhoneは使うことができません。保護者用の端末はiPhoneでも大丈夫です。
端末が用意できたら親の端末にファミリーリンクアプリをインストールし、アプリの案内に従って子ども用のGoogleアカウントを新規作成します。最後に子ども用の端末に作成したアカウントを設定すれば準備が完了します。
なお子ども用のアカウントについて、ファミリーリンクで管理できるのは13歳未満の子どものアカウントのみです。13歳以上の子どものアカウントはファミリーリンクに設定できません。つまり取得済みの一般のGoogleアカウントを使うことはできないということです。アカウントの取得についても同じで、13歳未満の子どものアカウントしか今のところは作ることができません。
ルール作りのきっかけに
子ども向けアカウントで利用できるGoogleのサービスはすべてが子ども向けに最適化されているわけではなく、たとえばウェブブラウザやGoogle検索などを使って不適切なコンテンツを見つけだす可能性もあります。Googleは、子どもと話し合いながらフィルタをかけたり利用時間を設定したりして、一緒にルールを作っていくことが大事だと言っています。
関連リンク:Google Japan Blog