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ZenFone 4シリーズ日本上陸。4 / 4 Pro / 4 Selfie Proの3機種。9月23日から発売

ASUS JAPANがSIMフリースマートフォンの新製品として「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」「ZenFone 4 Selfie Pro」の3機種を日本で発売すると発表しました。

ZenFone 4とZenFone 4 Selfie Proが9月23日、ZenFone 4 Proが10月下旬以降に発売されます。価格はオープンですが、ASUSの公式ショップでは、ZenFone 4が61,344円、ZenFone 4 Proが96,984円、ZenFone 4 Selfie Proが46,224円で予約販売されています(すべて税込み)。

ZenFone 4シリーズはASUS製Androidスマートフォンの最新シリーズで、グローバル向けに先月、台湾で発表されたばかりです。日本から早期の発売を望む声が多かったことから、このタイミングでリリースすることにしたということです。

ZenFone 4シリーズには今のところ「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」「ZeonFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」「ZenFone 4 Max」「ZenFone 4 Max Pro」の6機種がラインアップされていて、今回はこのうちの3機種の国内発売がアナウンスされました。今後ZenFone 4 Maxなどの機種も発売されることになるかもしれませんが、とりあえずはこの3機種が日本で発売されます。

ZenFone 4シリーズ最大の特徴は、全機種がデュアルカメラを採用していることです。普通のカメラと広角カメラを両方搭載することによって、シーンに応じてカメラを切り替え最適な画角の写真を撮ることができるほかに、2つのカメラを使って背景ボケのある写真を撮ることもできます。

1機種目の「ZenFone 4」は、シリーズの中で最もオーソドックスなモデルです。5.5インチ1,920×1,080ドットISP液晶、Snapdragon 660(オクタコア)、6GBメインメモリー(LPDDR4)、64GB内蔵ストレージ(eMCP)、背面1,200万画素/800万画素デュアルカメラ、前面800万画素カメラ、3,300mAhバッテリー、Android 7.1.1 Nougatを搭載します。

プロセッサはミッドハイ向けのモデルとなりますが、大容量メモリーや大容量バッテリー、両面ガラス張りのボディーなど、そこらのハイスペックなスマートフォンと比較しても引けを取らない内容です。

対応する通信方式は、FDD-LTE(B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B28)、TD-LTE(B38/B39/B40/B41)、W-CDMA(B1/B2/B3/B5/B6/B8/B19)、GSM/EDGE(850/900/1,800/1,900MHz)。キャリアアグリゲーションは2CA/3CAに対応しています。

nanoSIMスロットを2つ備え、ともにLTE/3G/2G回線の接続に対応。ただしLTE回線を同時に使用することはできません。また、SIMスロットのひとつはmicroSDカードとの排他利用となります。

通信機能・インターフェースは、IEEE802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi、Bluetooth 5.0、USB Type-C、microSDカードスロット、GPS(GLONASS、Beidou、Galileoサポート)、NFCをサポート。センサーは、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、磁気センサー、近接センサー、ジャイロスコープー、指紋センサー、RGBセンサーを搭載しています。

本体サイズは高さ約155.4mm×幅約75.2mm×奥行き約7.5mm。重さは約165g。

2機種目の「ZenFone 4 Pro」はZenFone 4の上位版で、今のところシリーズの中の最上位モデルに位置づけられています。

この機種だけデュアルカメラの仕様がほかと違っていて、標準カメラ+望遠カメラの組わせになっています。これによって2倍の光学ズームや、合計10倍の望遠撮影、そして視差を使ったより自然なボケ味を生むポートレート撮影が可能となっています。

主なスペックは、5.5インチ1,920×1,080ドットAMOLEDディスプレイ、Snapdragon 835、6GBメインメモリー(LPDDR4)、128GB内蔵ストレージ(UFS 2.1)、背面1,200万画素/1,600万画素(望遠)デュアルカメラ、前面800万画素カメラ、3,600mAhバッテリー、Android 7.1.1 Nougat。

AMOLEDディスプレイやより高性能なプロセッサ、高速なストレージがZenFone 4との差別ポイントになっています。正真正銘のハイスペック機といったところでしょうか。

通信方式は、FDD-LTE(B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B29/B30)、TD-LTE(B38/B39/B40/B41)、W-CDMA(B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19)、GSM/EDGE(850/900/1,800/1,900MHz)に対応しています。

SIMスロットや、ほかの通信機能、インターフェース、センサー類はZenFone 4と同じです。

本体サイズは高さ約156.9mm×幅約75.6mm×奥行き約7.6mm。重さは約175g。

最後の「ZenFone 4 Selfie Pro」は、自撮り性能を高めた「ZenFone Selfieシリーズ」の上位モデルです。背面ではなく、前面にデュアルカメラが搭載されているのが特徴です。デュアルカメラの良さを自撮りやグループ撮影、動画配信などで活かせます。

また、エフェクト付きの映像をディスプレイでリアルタイムに確認しながら撮影したり、ライブ配信できる「SelfieMaster」と呼ばれる機能が搭載されているのも特徴です。

主なスペックは、5.5インチ1,920×1,080ドットAMOLEDディスプレイ、Snapdragon 625、4GBメインメモリー(LPDDR3)、64GB内蔵ストレージ(eMCP)、背面1,600万画素カメラ、前面1,200万画素/500万画素デュアルカメラ、3,000mAhバッテリー、Android 7.1.1 Nougatです。

ノーマルZenFone 4よりもスペックは若干落とされていますが、AMOLEDディスプレイの採用は注目ポイントでしょうか。

対応する通信方式は、FDD-LTE(B1/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28)、TD-LTE(B38/B41)、W-CDMA(B1/B2/B5/B6/B8/B19)、GSM/EDGE(850/900/1,800/1,900MHz)で、キャリアアグリゲーションは2CAどまりです。SIMスロットの仕様は上の2機種と同じ。

通信機能・インターフェースは、IEEE802.11b/g/n Wi-Fi、Bluetooth4.2、microUSB、microSDカード、GPS(GLONASS、Beidou、Galileoサポート)。センサー類は、加速度センサー、電子コンパスー、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー、RGBセンサーを搭載しています。

本体サイズは 高さ約154.0mm×幅約74.8mm×奥行き約6.85mm。重さは約147g。

ZenFone 4/ZenFone 4 Proとは違い、背面はアルミ素材になっています。




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