ドコモが2017年6月1日発売予定の富士通製スマートフォン「arrows Be F-05J」。これはどういう特徴を持った機種なのでしょうか。
スペックは以下のとおりです。
- OS:Android 7.1 Nougat
- ディスプレイ:5.0インチ HD(1,280×720) IPS液晶
- プロセッサ:Snapdragon 410(MSM8916)
- メモリ:2GB RAM / 16GB ROM
- 外部メモリ:microSDXC対応
- カメラ:背面1,310万画素、前面500万画素
- PREMIUM 4G:非対応
- VoLTE / VoLTE(HD+):対応 / 非対応
- 通信速度:下り最大150Mbps / 上り最大50Mbps
- Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n
- Bluetooth4.1
- バッテリー容量:2,580mAh
- 防水・防塵:IPX5、IPX8防水・IP6X防塵
- 生体認証:非対応
- おサイフケータイ:対応
- ワンセグ / フルセグ:対応 / 非対応
- 本体サイズ:約144×72×7.8mm
- 質量:約141g
最新のAndroid 7.1 Nougatを搭載しているものの、それ以外のスペックは昨年7月に発売されたSIMフリーモデル「arrows M03」と全くの同一。本体の寸法や形状も同じですから、arrows M03をベースにした機種であると考えられます。
レンジとしてはミドルローに位置づけられると思います。スペックに目新しさはなく、プロセッサはやや世代遅れなSnapdragon 410を搭載、通信もPREMIUM 4Gに非対応で最大通信速度は150Mbpsどまり。生体認証機能もありません。それでもゲームなどの高負荷なアプリは使わないと、ある程度割り切って使う分には十分な性能があるはずです。おサイフケータイやVoLTE、ワンセグにも対応しています。
特徴的なのは、防水・防塵に加えて米国国防総省が定めたMIL規格の14項目に準拠した高い耐久性を持っている点です。14項目とは具体的に、落下、浸漬、粉塵、塩水噴霧、湿度、太陽光照射、振動、風雨、高温動作(60℃固定)、高温保管(70℃固定)、低温動作(-20℃固定)、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作です。
また、1.5mの高さから26方向でコンクリートに落下させて画面が割れないことを確認するという、富士通独自の試験もクリアしています。あらゆる厳しい環境に強いということで、場所やシーンを問わず、故障をあまり気にしないで気兼ねなく使っていけるという良さがあります。しかも設計・開発は日本で行われているので、そういう意味での安心感もあります。
最後になってしまいましたが、最大の魅力は何と言っても価格です。本体価格は税込28,512円と非常にリーズナブルです。下取りプログラムを使って現在利用中の機種を下取りに出せばさらに費用は抑えられます。
そしてarrows Beの発売に併せてスタートする新しい料金プラン「docomo with」。この機種を使い続ける限り、毎月の料金から1,500円がずっと割引かれます。これによって毎月3,400円~という低コストでスマートフォンを維持することが可能となっています。
公式サイト
情報元:NTTドコモ