Googleがモバイル決済サービス「Android Pay」を日本でも提供開始しました。Google Playストアから専用アプリをダウンロードして使います。
Android Payは米国をはじめとした海外で2015年より提供されてきた、NFCを使ったモバイル決済サービスです。提供国は日本で9カ国目となります。スマートフォンを店頭などにある読み取り機にかざすと決済が行なえます。
日本版Android PayはNFC Type F(FeliCa)を使ったサービスとなり、おサイフケータイに対応した機種でのみ利用できます。また、対応する電子マネーは今のところ楽天Edyひとつのみです。ファミリーマート、ローソン、マクドナルドなど、楽天 Edy対応店舗でAndroid Payによる支払いが可能です。来年には対応する電子マネーの種類が増える予定となっています。
おサイフケータイに非対応の機種ではこれまでどおりタップ&ペイでの支払いができないし、そもそも使える電子マネーが楽天Edyだけであるならば、現状はもはやおサイフケータイの劣化サービスと評することしかできませんが、今後対応する電子マネーが増えてくれば、Android標準の洗練されたUIで電子マネーやポイントを一括管理できるというところにメリットを見いだせなくもないです。そしてそのうちNFC Type A/Bによる決済ができるようになったり、国内でもType A/B対応決済端末が増えてくれば、おサイフケータイ非対応のSIMフリースマホなどが一層使いやすくなるので、理想的な形になってきます。
Android – Android Pay