10月12日にソフトバンクが2016-2017年冬春モデルを発表しています。10月下旬以降順次発売します。また、「256QAM」を利用した高速通信サービスを合わせて導入します。
ラインアップはスマートフォン3機種、ケータイ1機種、タブレット2機種、衛星電話1機種。傘下のワイモバイルからはケータイ1機種、タブレット1機種を発売します。
発表された機種と発売予定時期は以下のとおりです。このほか、ソフトバンクブランドで発売している「AQUOS Xx3」の新色「ピンク」が11月下旬以降に発売されます。
ソフトバンク
- Xperia XZ ・・・ 2016年11月上旬以降
- STAR WARS Mobile ・・・ 2016年12月上旬以降
- AQUOS Xx3 mini ・・・ 2017年2月上旬以降
- AQUOS ケータイ2 ・・・ 2016年10月下旬以降
- Lenovo TAB3 ・・・ 2016年12月上旬以降
- MediaPad T2 Pro ・・・ 2017年3月上旬以降
- SoftBank 501TH ・・・ 2017年1月中旬以降
ワイモバイル
- AQUOS ケータイ2 602SH ・・・ 2016年10月下旬以降
- Lenovo TAB3 602LV ・・・ 2016年12月上旬以降
「256QAM」を利用した高速通信サービス
LTE-Advancedの技術のひとつ「256QAM」を利用した通信サービスが11月上旬より開始されます。通信速度が約1.3倍になり、SoftBank 4G LTEは下り最大350Mbpsに、SoftBank 4Gは4×4MIMOとの組み合わせで下り最大234Mbpsに高速化します。
このサービスは東名阪の一部エリアより提供されます。開始時点での対応機種はXperia XZ 1機種のみとなりますが、今年6月に発売された「AQUOS Xx3」も今後予定されているソフトウエア更新により対応します。
「256QAM」とは、無線通信における変調方式のひとつで、情報密度を高め一度に運べる情報量を、従来の約1.3倍にする技術です。これまで当社のネットワークでは、通常「64QAM」でデータ通信をしていました。「64QAM」の6ビットから「256QAM」の8ビットに増えることで、より効率的なデータ通信が可能になり、通信速度は約1.3倍になります。これにより、「SoftBank 4G LTE」では、これまでキャリアアグリゲーションなどの技術で実現していた下り最大262.5Mbpsの通信速度が350Mbpsに高速化します。また、「SoftBank 4G」では、4×4 MIMOとの組み合わせで下り最大175Mbpsの通信速度が234Mbpsに高速化します。
ソフトバンクのプレスリリースより引用
ラインアップについて
ソニーの新フラグシップモデル「Xperia XZ」が登場しました。海外でこの機種と合わせて発表された「Xperia X Compact」は残念ながらソフトバンクからは発表されませんでした。Xperia Xシリーズ初のフラグシップモデルということで新しいテクノロジーが導入されていて、特にカメラは大きく進化しているようです。本体のデザインも変わりました。機種の概要はグローバル発表時の記事でまとめてあります。
「STAR WARS Mobile」はスター・ウォーズの世界観を表現したスマートフォンです。メーカーはシャープ。背面にスター・ウォーズのロゴが刻印されていて、オリジナルコンテンツなどもプリインストールされていますが、中身は今年の夏モデル「AQUOS Xx3」です。
「AQUOS Xx3 mini」は4.7インチの比較的小型のディスプレイを搭載したシャープ製のスマートフォンです。これまでAQUOSスマートフォンのmini版はコンパクトかつハイエンドというコンセプトでしたが、今作ではミドルレンジ向けのSnapdragon617が採用されバッテリー容量も減らされています。いつもより買いやすい価格になるはずです。ただ、冬春モデルでは唯一、OSに最新のAndroid 7.0 Nougatが採用されています。
「Lenovo TAB3」は8インチ、MediaPad T2 Proは10.1インチのAndroidタブレットです。どちらもモバイルネットワークに対応。価格を抑えた製品となる見込みです。
「AQUOS ケータイ2」はAndroidベースのフィーチャーフォンです。旧モデルから大幅に進化し、LTEやVolTE、防水・防塵・耐衝撃に対応しました。ワンプッシュで本体を展開できるボタンも搭載されました。
情報元:ソフトバンク