情報をスマートフォンへ転送する機能を備えたユニークなラジオ「Hint」が先月下旬に発表されています。現在クラウドファンディングサイトCAMPFIREで製品化に向けた資金集めが行われています。
成長著しいネット家電ベンチャー企業の「Cerevo」が、ニッポン放送とグッドスマイルカンパニーとで共同開発した据え置き型のラジオです。
スマートフォンへ情報を送受信できる機能を備えていて、番組で紹介したウェブサイトやアーティストの公式サイトのURLなどをスマートフォンにプッシュ通知します。
例えばラジオに出ているアーティストがすごくいいなと思ったけれど名前が聞き取れなかったというような経験は誰にでもあると思いますが、ラジオ局が「今日のゲストは○○さんでした。」と言った後、DTMF音（電話のピポパ音）をオンエアで流すと、Hintが手元のスマートフォンにアーティストのURLを表示してくれます。
この機能は、DTMF音を利用してスマートフォンへ情報を送受信できる「トーンコネクト」の技術と、Bluetooth Low Energy（BLE）のビーコンを用いたGoogleの規格「Eddystone」に対応したスマートフォン連携機能によって実現されています。ラジオ番組で流れたDTMF音に含まれる情報をHint本体で解析し、BLEビーコンでスマートフォンへ送ることで、情報を載せた通知をスマートフォンに表示させます。
DTMF音に合わせてHint本体に搭載されたLEDの色を変化させる機能も備えています。同じ番組を聴いている人のHintが同時に同じ色で点灯したり、番組の内容に合わせて色が変化したりします。
なお、現時点でニッポン放送からデータ情報は発信されていません。また、この機能を利用するにはブラウザアプリ「Chrome」のインストールが必要です。
本体は直径80mm、高さ287mmの円柱型の筐体となっていて、上部には部屋の中のどの位置にいても音に臨場感が感じられる無指向性スピーカーが搭載されています。ACアダプタまたはリチウムイオン充電池で動作し、電池では4～6時間のラジオ連続聴取が可能です。
ラジオは「ワイドFM」対応でAMラジオもクリアに聴こえます。またラジオ機能に加えてBluetoothスピーカー機能も搭載されています。スマートフォンやパソコンの音楽をワイヤレス再生できます。
クラウドファンディングのリターン（コース）は、Hint1台21,500円、刻印入りHint1台24,000円、限定カラーHint1台27,000円などが用意されています。お届け予定日は2017年の3月が予定されています。
Hint-ヒント- ラジオ局が作る本気のラジオ
http://www.yoppy.tokyo/hintradio/
ラジオ局が本気で作る、今までにないラジオ【Hint（ヒント）】 – CAMPFIRE（キャンプファイヤー）
https://camp-fire.jp/projects/view/8696
情報元：Cerevo