KDDIが2016年夏モデルとしてHTC製のAndroidスマートフォン「HTC 10 HTV32」を発表しました。6月中旬以降に発売されます。
グローバル市場で4月に発表されていたHTCのフラグシップスマートフォン「HTC 10」のau向けモデルです。グローバルモデルにはない「カメリアレッド」というクールな赤色のボディーカラーが用意されています。
KDDIとHTCは2012年から日本市場に特化したスマートフォンを共同で開発し、これまでにHTC J butterflyシリーズなど日本向けのモデルをリリースしてきましたが、今回発表されたHTC 10はどういうわけかおサイフケータイなどの日本市場向けの機能を一切搭載していません。
スペックは他キャリアも含めた2016年モデルのなかで最高クラスとなっていて、5.2インチ2,560×1,440ドット(WQHD)液晶やSnapdragon820、4GB RAM、32GB ROM、3,000mAhバッテリー、Android6.0などを搭載し、通信は4G LTEとWiMAX 2+による下り最大370Mbpsのサービスに対応しています。動作面では前作HTV31と比べてタッチレスポンスが約50%向上し、アプリの起動は約2倍高速化されました。
カメラは1.55μmの大きな画素でより多くの光を集める「HTC Ultra Pixel 2」とF1.8の非常に明るいレンズを搭載し、光が少ない場所での撮影が強化されています。また世界で初めて背面カメラと前面カメラの両方に光学手ブレ補正を搭載。自撮りにおいてもブレの少ない撮影が可能となっています。
HTC BoomSound Hi-Fi スピーカーは新しくなり、ツイーターとウーファーをそれぞれ専用アンプで制御することにより性能を高めています。また国内で初めてハイレゾ対応イヤホンが同梱。さらに、世界で初めて4Kビデオ撮影時のハイレゾ録音が可能となっています。
このほかUSBは最新規格のType-Cを採用。充電はauで初めてQuick Charge 3.0の急速充電に対応したことで、わずか約30分でバッテリー容量の約50%まで充電が可能となっています。
スペック
- サイズ:約72×146×9.2mm
- 重量:約162g
- ディスプレイ:約5.3インチ WQHD(2,560×1,440) Super LCD
- OS:Android 6.0
- CPU:2.2GHzデュアルコア+1.6GHzデュアルコア(Snapdragon820 – MSM8996)
- メモリー:4GB RAM、32GB ROM、microSDカード対応(最大200GB)
- リアカメラ:約1,200万画素CMOS
- フロントカメラ:約500万画素 CMOS
- Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth:ver4.2
- ワンセグ/フルセグ:-/-
- おサイフケータイ/NFC:-/○
- 防水/防塵:- / IP5X
- 耐衝撃:-
- 4G LTE/WiMAX2+:○/○(受信最大370Mbps/送信最大25Mbps)
- VoLTE:○
- バッテリー容量:3,000mAh
- カラー:カメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールド
情報元:KDDI