Appleが3月22日にiPhone・iPadの新製品となる「iPhone SE」および「iPad Pro」を発表。ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が3月31日より販売を開始しています。また、SIMフリーモデルがApple StoreとApple.comにて販売されています。
iPhone SE
「iPhone SE」は4インチディスプレイを採用したコンパクトなモデルです。iPhone 6/6 Plus以降はディスプレイサイズが4.7インチ以上に大型化していますが、iPhone SEでは小さな筐体を望むユーザーのために、iPhone 5/5sと同じ4インチ(1,334×750ドット)のディスプレイが採用されています。ただしiPhone 6s/6s Plusに搭載されている3D Touch(感圧タッチ)技術は搭載されていません。
プロセッサはiPhone 6s/6s Plusと同じApple A9チップが搭載されています。iPhone 5sのチップと比較してCPU性能で2倍、GPU性能で3倍を上回るパフォーマンスを持っていて、これによってエネルギー効率も高まり、電池持ちはiPhone 6sをも上回る性能となっています。
カメラはiPhone 6s/6s Plusと同じ1,200万画素のiSightカメラです。Live Photosや4Kビデオ機能に対応しています。また通信もiPhone 6s/6s Plusと同じでBand28と41をサポートし、iPhone 5sと比べてより快適なモバイル通信が期待できます。さらに、Wi-Fi acやMIMO、VoLTEにも対応しています。OSバージョンはiOS9です。
筐体デザインはiPhone 5sとほぼ同じで、寸法も同じ。重量はiPhone SEが1g重くなっています。ホームボタンにはTouch IDが組み込まれていますが、iPhone 6s/6s Plusで採用されている第2世代Touch IDではなく、旧世代のものが使われています。
ストレージ容量は16GBと64GBの2モデルとなっていて、128GBモデルはありません。カラーは、スペースグレイ、ゴールド、シルバー、ローズゴールドの4色が用意されています。
9.7インチiPad Pro
昨年11月に発売されたiPad Pro(12.9インチ)の小型版で、iPad Air2と同じ2048×1536ドットの9.7インチディスプレイを搭載しています。また本体サイズ、重量もiPad Air2と同一です。
この他のスペックは12.9インチ版iPad Proの内容を引き継いでいて、A9X+M9モーションプロセッサや、32/128/256GBストレージ、4スピーカーなどを搭載し、Apple PencilやSmart Keyboardにも対応しています。カメラは12.9インチ版iPad Proよりも高性能な1,200万画素iSightカメラ、500万画素Face Time HDカメラを搭載。4Kビデオ撮影にも対応しました。