KDDIの田中社長は8月7日、総務省から要請された携帯電話料金の「2年縛り」を見直す考えを示しました。
2年縛りの料金プランについては先月、利用者を不当に縛って選択肢を狭めているとして総務省が大手携帯各社へ料金プランの見直しをするよう要請していました。
これについては田中社長は8月7日に開いた2015年度第1四半期決算会見で、2年ごとの自動更新を改め、最初の2年だけ料金を割り引くプランを検討していることを明らかにしました。つまり最初の2年だけ割引により縛りを作り、3年目以降は割り引き条件が変わるという料金プランです。
先月末にドコモが脱”2年縛り”について年度内に対応する方針を示していましたが、見直しの内容を表明したのはKDDIが初めてです。残る2社も追随する見通しです。
これはこれで問題。長く契約する人のメリットがない。
2年限定の値引きが、キャッシュバックキャンペーンによるMPN合戦にとって変わるものになってしまい、その値引きコストを誰が負担するのか。
ガラケー時代の契約月数が長いほど基本料金が割り引かれるシステムが良かった。