ソニーモバイルの十時CEOは、海外メディアBusiness.comのインタビューに対し「絶対にモバイル事業を売却したり撤退したりしない」と答えました。
PC事業の売却やテレビ事業分社化によるリストラ、大幅な赤字計上などを理由にモバイル事業についても売却の噂がたっているソニーですが、ソニーモバイルの十時裕樹社長兼CEOはこの可能性を明確に否定しました。
十時CEOはインタビューで、モバイル事業売却の噂は2014年に巨額の損失を作ったことが理由だが、それは主に2012年のソニー・エリクソンの完全子会社化による会計上の損失であり、キャッシュフローには影響を与えなかったと説明しました。
また、スマートフォンはほかの端末に完全に接続されており、人々の生活にも深くつながっている。IoTの時代に向かっており、数多くの新しいカテゴリーの製品を生み出す必要がある。そうしなければ、非常に重要な事業領域を見逃す可能性があるだろう。その意味で、現行のモバイル事業を売却したり、撤退したりすることは決してないと述べました。
ソニーからすれば今回のように発言するほか選択肢は無かったわけですが、トップが売却や撤退の可能性を強く否定してくれただけでも、Xperiaの利用者やファンにとってはうれしい知らせとなったはずです。
情報元:Business.com、ITmedia