日刊工業新聞の報道によれば、パナソニックはAndroid搭載デジタルカメラ「DMC-CM1」の量産機の開発に着手。2016年にも欧州から順次市場投入する計画のようです。
「DMC-CM1」は、OSにAndroidを採用したコンパクトデジタルカメラです。欧州を中心に発売され、日本でも今年の3月より2,000台が限定販売されています。
ハイエンドコンパクトカメラに搭載される大型の高感度MOSセンサーなどを搭載し、高い撮影機能を有することに加え、LTE対応のSIMロックフリー機となっており、撮影した写真や動画をアプリで編集してダイレクトにSNS等に投稿できるのが特徴です。音声通話にも対応しています。
今回開発が着手された量産機では、DMC-CM1の限定販売で得たユーザーの声をベースに新開発されるLSIを搭載。さらに操作性などが改善されるほか、約12万円と高級な現在の価格設定も量産化を機に見直されることになるといいます。
また、米ITベンチャーのディーバと業務提携し、専用のクラウドサービスも平行して開発。見たい画像を音声で素早く探し出せるアプリの開発や、GPSを利用して撮影条件の表示や共有などができるサービスの提案などを行うとのことです。
情報元:日刊工業新聞