SIMフリースマートフォンを展開するプラスワン・マーケティングは6月22日、SIMフリーキャリアとして今後展開するサービスの内容、料金、販売チャネル、ハードウェアについて発表しました。
発表された新ブランドは「FREETEL Made by JAPAN」。日本メーカーとして、日本品質を世界に届けることを狙いとしたという、日の丸と富士山をモチーフにした新しいブランドロゴが掲げられました。
新サービスについて、SIMサービス「FREETEL SIM」を7月15日に発売すると発表。データ通信は299円から、音声付きでも999円からと安価な価格設定であり、利用したデータ量に応じて後から最もお得になるプランで請求するという形態がとられています。また、使いすぎを防止するための機能として、ユーザー自身で利用データ量を見て低速に切り替えられるストッパー機能も用意されています。
通信は独自のレイヤー2ベースの通信となっており、帯域に利用者を過剰につめ込まないように調整し、さらに重要なアプリは優先してつないで高速化をはかる仕組みを導入することで、MNOと同等品質の通信サービスが提供できるとしています。また短期MNP転出を除き、最低利用期間、契約解除料の縛りがないのも魅力としています。
端末と通信回線（SIM）はセットで販売。7月15日にヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、マルチメディア 横浜、マルチメディア 梅田の3店舗で販売開始し、9月までにヨドバシカメラ全23店舗に展開されます。また、8月下旬には「スマートラボなんば戎橋店」でも取扱いが開始されます。
端末はフルラインナップ展開となっており、AndroidスマートフォンやWindows 10搭載スマートフォンなど6機種が発表されました。また、既存のAndroidスマートフォン「priori 2」のLollipopへのアップグレードが近日行われることも発表されました。
発表された新端末は以下のとおりです。
Androidスマートフォン「SAMURAI」シリーズ
MIYABI（雅）
「日本品質」を謳うAndroidスマートフォンのハイエンドシリーズ「SAMURAI」シリーズのひとつ。発売は今夏。価格は税別19,800円。
主なスペックは、Android5.0、5.0インチHDディスプレイ、クアッドコアCPU、2GB RAM、32GB ROM、背面1300万画素 / 前面500万画素カメラ、2,200mAhバッテリーなど。対応ネットワークはGSM（850/900/1800/1900MHz）、UMTS（バンド1/6/19）、FDD LTE（バンド1/3/8/19）。NTTドコモ、ソフトバンクの両プラチナバンドに対応しています。
KIWAMI（極）
「SAMURAI」シリーズのフラグシップモデルです。発売は今秋。価格は39,800円。
”考えられる最高スペックを投入した高級機”と紹介されていますが、スペックはAndroid5.0、6インチディスプレイ、オクタコアCPUの3つ以外は伏せられています。発表会でスクリーンに映し出された「8 32 2000 21」という数字から考えるに、ほかに32GBストレージ、2,000万画素カメラ、21時間駆動バッテリーなどの搭載が予想されます。
Windows 10 mobileスマートフォン「KATANA」シリーズ
KATANA 01
9月末の登場が予想されているMicrosoftのWindows 10 mobileを搭載するスマートフォンです。可能な限り最短で発売するとしており、発売日は近日公開の予定です。価格は税別19,800円。
主なスペックは、4.5インチFWVGAディスプレイ、クアッドコアCPU、1,700mAhバッテリー。対応ネットワークはGSM（850/900/1800/1900MHz）、UMTS（バンド1/6/19）、FDD LTE（バンド1/3/8/19）。
KATANA 02
同じくWindows 10 mobileを搭載するスマートフォンで、KATANA 01よりも高いスペックとなっています。こちらも発売日は近日公開の予定。価格は税別29,800円。主なスペックは、5.0インチHDディスプレイ、クアッドコアCPU、2,600mAhバッテリー。対応ネットワーク、バンドはKATANA 01と同一です。
その他
1月に発表された業界初のSIMフリー3G携帯「simple」が改めて発表されました。発売時期は今夏。価格は税別5,980円。
また、SIMフリーのガラホ「Galaho（仮称）」も発表されました。Androidを搭載し、Google Playにも対応しているといいます。発売は今秋で、価格、スペックは未発表です。
情報元：プラスワン・マーケティング
