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シャープ、今後発売するフィーチャーフォンをすべて”新世代ケータイ”に統一していく方針を表明

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シャープは、一昨日発表したAndroid搭載フィーチャーフォン(ガラケー)「AQUOS K」を”新世代ケータイ”とし、今後発売するフィーチャーフォンをすべてこのスタイルで統一していく方針を明らかにしました。スマートフォンに並ぶ事業の柱にしていく考えです。

「AQUOS K」は、OSにAndroidを採用したフィーチャーフォンです。折りたたみ式のボディーやテンキーなどフィーチャーフォンの特徴を継承しつつ、LTEやWi-Fiテザリングへの対応、およびクアッドコアCPUや大容量メモリー、多機能カメラなどの搭載により、フィーチャーフォンでありながらスマートフォンと同等のパフォーマンスが実現されています。

シャープはAQUOS KにAndroidを採用した理由について、スマートフォン開発とのシナジー効果を出しやすく「スマホで実現したものを、即取り入れられる」と説明。実際に、例えばAQUOS Kに搭載されているカメラには、リアルタイムHDRや音声シャッター、フレーミングアドバイザー、翻訳ファインダーといった、同社製スマートフォンのカメラと同等の機能が搭載されています。また、AQUOS Kへの着信をタブレットに表示したり、タブレットで調べてAQUOS Kで通話するといった、タブレットとの連携機能も備えています。

課題はアプリを中心としたコンテンツの拡充。タッチパネルを搭載していないためスマートフォン向けのアプリをそのまま使うことはできず、Google Playにも非対応のため、スマートフォンと比べてコンテンツの広がりが少ないと言えます。ただ、Androidで標準的なウェブブラウザを搭載しており、FacebookやYouTubeなどのサービスはブラウザから利用可能。また、今回も専用に開発されたLINEアプリがプリインストールされるなど、AQUOS Kで使えるようにするためのアプリの改修は比較的簡単な内容であるとしており、スマートフォンでよく利用されるサービス・アプリについては今後徐々に対応が進んでいくものと思われます。

情報元:ケータイWatch