ソニーは12月17日、アイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュールを開発したと発表しています。アイウェアメーカーや電機メーカーなどに向けて、2015年内の販売を目指すとしています。
眼鏡やゴーグル、サングラス等のアイウェアに装着することで、それらをウェアラブル端末として使えるようするモジュールです。ウェアラブル端末化したアイウェアは、スポーツや業務などにおいて必要な情報を、視界を妨げない形で表示します。装着型のため、不要なときな取り外しておくこともできます。
ディスプレイは世界最小クラスの0.23インチカラー有機ELディスプレイを採用。解像度は640×400ピクセルで、sRGB色域を100%カバー。光学モジュールは専用に開発されたもので、高画質の映像を投影。2メートル先にある16インチ相当のディスプレイの映像と同等の視野で情報を確認できます。
モジュールはこのほか、スマートフォン相当の演算処理能力を持つプロセッサ（ARM Cortex-A7）と、無線機能（Bluetooth3.0+High Speed、Wi-Fi 802.11 b/g/n）、各種センサー（電子コンパス、加速度センサー、タッチセンサー）、400mAhバッテリーなど搭載しています。これだけの機能を搭載しつつ、重さは約40gと軽量であり、アイウェアに装着しても違和感の少ないデザインを実現したとしています。
情報元：ソニー