Lenovoは10月30日、GoogleからMotorola Mobilityの買収を完了したと発表しています。この買収により、Lenovoは世界で3番目に大きいスマートフォンメーカーに位置付けられることになります。
LenovoとGoogleは今年1月、LenovoがGoogle傘下のMotorola Mobilityのスマートフォン事業を買収することについて合意していました。買収価格は約29.1億USドル(約2976億円)。今後LenovoはMotorolaを完全子会社として運営し、Motorolaの本社はこれまでと同じシカゴに置かれます。GoogleはMotorolaの主要な特許を引き続き保持し、Lenovoにライセンス供給を行います。
今回の買収についてLenovo Japan代表取締役社長ロードリック・ラピン氏は次のようにコメントしています。
今回の買収完了はまた一つのマイルストーンでありレノボにとって大きなチャンスをもたらします。特に弊社のインターネット関連事業開発への現在の多大なる投資は、既存のハードウェアとデバイスの製品ポートフォリオも補完する形となり、レノボはイノベーションへの飽くなき追求を続け、法人だけでなく個人のお客様にとってもエンドツーエンドで対応できる会社へと変貌を遂げます。またMotorola製品は成熟市場にマッチしていることもあり、今回の買収によってレノボは、日本のスマートフォン市場への将来的な参入の可能性に向けて、戦略的な形で計画を練ることが可能になります。日本という独自性が高く、重要な市場でこれまでのパートナー様だけでなく、新たなパートナー様とも協業していけることを楽しみにしています。
情報元:Lenovo