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auの2011年夏モデルスマートフォン、特徴まとめ

KDDI 2011年夏モデル総まとめ

KDDI 2011年夏モデル総まとめKDDI夏モデルラインナップは既にいろいろなブログで取り上げられていて特に新鮮味はありませんが、ドコモ版が好評だったために一応KDDI版も作っておきます。ただしドコモ版と違い明らかになっている部分が少ないので密度は薄いです。

発表が予想されているAndroid搭載スマートフォンは以下のとおりです。

今回もCPU、メモリー、Androidバージョンなどの項目は表に含めず、特徴のみを比較できるようにしました。「軽量」「コンパクト」の項目については、それに該当する機種が無いために空欄としています。「テザリング」も現時点で不明のため空欄としています。「高速通信」についてはここであげたすべての機種がWIN HIGH SPEEDという高速通信規格(下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbps)に対応しているという情報があるのでこのようにしました。(WiMAXに対応している機種はこの中には無いようです。)

「高速処理」の項目ですが、ほとんどの機種がQualcomm MSM8655というチップを採用しCPU周波数は1GHz(シングルコア)なのに対し、AQUOS Phone IS12HだけはQualcomm MSM8655TというCPU周波数が1.4GHzに引き上げられたモデルを採用しているため、このように表にまとめました。なお、REGZA Phone IS11Tは逆にQualcomm QSD8650という一世代古いモデルを採用しているそうです(IS04と同じ)。

Xperia acro IS11Sは今回のラインナップの中で最もオーソドックスと言える位置づけになります。ソニー・エリクソンというブランドと、他を圧倒する洗練された端末デザインで人気を博すことになると思います。女性向けカラーとして「ルビー」という綺麗な赤色がラインナップされています。

Xperia acro IS11S Xperia acro ブラック(黒)

 

AQUOS Phone IS11SHはランナップの中で最も異色な端末です。これまでAndroid搭載スマートフォンと言えば物理キーボードを持たないフルタッチ式のモデルか、あるいは横スライド式のキーボードを搭載するものがほとんどでしたが、IS11SHは従来型ケータイのように縦スライド式の10キーを搭載しています。文字入力のし易さを損なわず、出来るだけ従来型ケータイと同じような感覚で使ってもらえることをコンセプトにして作られたものだと思われます。入力がし難いために乗り替えを控えていた層には良いモデルなのではないかと思います。端末カラーもポップなものが多いので、女性にも受け入れられそうです。

AQUOS Phone IS11SH

 

AQUOS Phone IS12SHは一言で言えば3D対応スマートフォンです。従来の3D対応端末と違い背面に2基のカメラを搭載しているため、3D動画撮影など本格3D撮影が楽しめます。もちろん画像や動画の3D表示も可能です。もうひとつの特徴はCPU周波数が1.4GHzと高周波数モデルが採用されていることです。他機種よりも軽快な動作が期待できます。

AQUOS Phone IS12SH

 

REGZA Phone IS11Tは横スライド式のフルキーボードを搭載したREGZA Phoneシリーズの端末です。これまでフルキーボード搭載モデルは国内ではソフトバンクの005SHとドコモのL-04Cしかありませんでしたので、貴重な存在だと言えます。チップセットは古いものの、OSはAndroid最新の2.3、ディスプレイはqHDで高解像度になっています。欠点は重量でしょう。190gは国内キャリアを通して販売されたAndroidスマートフォンの中では最も大きい値だと思います。

REGZA Phone IS11T IS11T

 

G’zOne IS11CAは防水・防塵・耐衝撃仕様のスマートフォンで、アウトドア志向の人を対象に設計されています。これはもうこういうのが好きな人には堪らない一品だと思います。逆に関心がない人にとっては完全にスルーです。残念なのはワンセグが非搭載な点です。どうせなら地震が来ても万全!というくらいの仕様でも良かった気がします。

G'zOne IS11CA IS11CA G'zOne

 

iida INFORBAR A01はデザイン重視のKDDIオリジナルブランド「iida」を受け継ぐ端末です。メーカーはシャープです。デザイン重視といってもスペックは他機種と見劣りするわけではなく、Xperia acroともほぼ互角です。(むしろ解像度がqHDなのでこちらの方がハイスペック?)最大の特徴であるデザインは、海外ブランド及び国内メーカーのデザインを多数てがける深澤直人氏のものです。端末カラーはKURO(黒)、NISHIKIGOI(錦鯉)、HACCA(ハッカ)、CHOCOMINT(チョコミント)と、独創的なランナップです。

iida INFOBAR A01

まとめ

特徴がまるっきり違う機種がラインナップされました。各機種のターゲットやセグメントがはっきりしている分、選ぶ方も選び易いと思います。

万人にウケが良いものはやはり前評判も高いXpeira acroでしょう。メーカー実績、最新バージョンのOSを使うことへのこだわり、洗練されたデザイン、カラー、性能、電池持ちと、どこを見ても高水準にまとめられていると思います。

特に女性に人気の出そうなのはAQUOS Phone IS11SHとINFORBAR A01だと思います。IS11SHは操作性の違いによって従来型のケータイから脱却できなかった人には受け入れられやすいですし、かわいい&かっこいいデザインで皆をあっと言わせたいならA01です。

ちょっと変わった機能が欲しいというのならAQUOS Phone IS12SHとG’zOne IS11CAでしょう。実用的かどうかは別として3Dはなかなか面白い機能です。IS11CAはアウトドア向けの機能が満載なので、よく旅行に行ったり登山をしたりする人なら間違いなく楽しめる機種だと思います。

長文をPCさながらにバンバン入力したいというのならREGZA Phone IS11Tです。ただしキータッチは機種によって大きな違いがあるので、一度店頭で試したほうが良さそうです。

以上です。