総務省、2015年から訪日客に限り技適マークがない端末の使用を認可へ

総務省が2015年より訪日客に限り技適マークがない端末の使用を認可することが、日本経済新聞の報道により明らかになりました。2015年の通常国会で改正案が提出されます。

報道によれば、総務省は訪日客が自身のスマートフォンを日本国内で使いやすいようにする目的で、2015年から訪日客によって一時的に持ち込まれた端末に限り、日本の技術認証を受けていない端末でも使用を認めるよう改正します。

現在は国際ローミングの場合を除き、端末は使う国ごとに技術認証を取ることになっており、認証を取っていない端末で通信を行えば違法になりますが、実際には認証を取っていなくても混信などの電波障害を起こすことはほとんどないため、総務省は規制を緩和することにしたということです。

合法化されれば訪日客が自分のスマートフォンに日本の通信会社のSIMカードを自由に挿して通信できるようになるだけでなく、格安SIMカードを販売する会社もパック旅行の訪日客などにこれまで以上に積極的に販売することが可能になり、市場がさらに活性化するものと思われます。