ドコモは音波を使ったチェックイン機能を提供するソリューション「Air Stamp」を、モバイルサービス提供企業向けに3月4日より提供開始しました。同ソリューションはJR東日本が3月10日配信予定の「JR東日本アプリ」での採用が決まっています。
「Air Stamp」は、音波技術によるチェックイン機能をオープン化し、モバイルサービスを提供する企業に対しソリューションとして提供するものです。導入することで企業は音波式の独自のチェックインサービスを構築し、エンドユーザーに提供することが可能になります。
音波式のチェックイン機能のメリットとして、「対応機種の多さ」、「高いセキュリティ」、「エリアを容易に構築」、「特別な操作が不要」という4点が挙げられています。音波式では音声用マイクが搭載されていれば基本的に対応機種とすることができるうえ、GPSやBluetoothのようにその都度機能をONにする必要がないため、ユーザー側の負担が少なくて済みます。セキュリティー面では音波信号はアナログ波なのでそれ自体に不正解析への耐性があり、さらに不正チェックインを防止するドコモ独自の認証の仕組みを利用することが可能。また、音波は壁を通り抜けず反射するので、期待するエリア外での意図しないチェックインを防止できます。一方で、広い空間であれば半径20m程度のエリアを構築することが可能としています。
利用料金は個別見積により提示されます。契約すると、音波装置、アプリ開発SDK、認証サーバの利用環境が提供されます。
情報元:ドコモ