※記事最下部に高解像度の画像を追加掲載しました。
ソニー・エリクソンは5月5日、Xperia acroを正式発表しました。これは今年3月にNTTドコモから発売されたXperia arc SO-01Cを日本市場向けに最適化したもので、ワンセグ・おサイフケータイ・赤外線通信を新たに備えています。
発売時期は今年の夏です。どこのキャリアから発売されるのかは明らかにされていませんが、これまでのさまざまな情報によるとNTTドコモとKDDI(au)からリリースされるのはもはや確実といえます。ドコモは5月16日に、KDDIは5月17日に夏モデル発表会を予定していますので、その際に両社の主役として登場することになるでしょう。型番はドコモがSO-02C、KDDI(au)がIS11Sとなります。
発表されたカラーラインナップはブラックとホワイトのみ。日本市場ではこれに加えて「アクア」と「ルビー」が加えられる予定です。アクアはドコモ版Xperia acroにラインナップされ、きれいなグラデーションがかかったさわやかな青色のカラーです。ルビーはau版にラインナップされ、こちらもやはりグラデーションがかかった艶やかな赤色です。
特徴やスペックは以前の記事でまとめたものと違いはありません。
スペックの主要部分はXperia arcと全くの同一で、OSはAndroid2.3(Gingerbread)、CPUはQualcommのSnapdragon 1GHzシングルコア、GPUはAdreno 205です。カメラは810万画素で、フロントカメラは搭載されていません。720p HD動画撮影が可能です。ディスプレイは4インチ FWVGA(854×480)、クリアブラックパネルやモバイルブラビアエンジンを採用。HDMI出力端子を搭載し、テレビなどに映像をそのまま出力できます。
違いは先述した日本独自機能の搭載有無と、ボディーの形状です。Xperia arcの弧を描いたようなデザインは失われ、Xperia acroではフラットになっています。寸法も当然異なり、Xperia arcの125×63×10.9mm(117g)に対して127×62×11.5mm(143g)となり、横が短くなり、縦と厚さと重さは増加した形になります。
- OS:Android2.3.3(Gingerbread)
- CPU:Qualcomm MSM8x55 1GHzシングルコア
- RAM:512MB
- ROM:1GB
- サイズ:127×62×11.5mm
- 重量:約134g
- ディスプレイ:4.2インチ 解像度480×854(FWVGA) TFT液晶 16777216色
- カメラ:約810万画素 裏面照射型CMOSセンサー(Exmor R) LEDフラッシュライト
- サブカメラ:非搭載
- 動画撮影:720pHD(1280*720)
- Bluetooth:2.1+EDR (対応プロファイル:HSP, HFP, OPP, SPP, A2DP, AVRCP, PBAP, GAP, SDAP, GAVDP)
- 無線LAN:IEEE 802.11 b/g/n
- 外部メモリ:microSD最大2GB/microSDHC最大32GB
- 電池容量:1500mAh
- カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ルビー
- その他:POBox Touch、メディアショートカット、Timescape、FMラジオ、TrackID、HDMI、DLNA
以前まとめたもの(より詳細です)
Xperia arcを蹴ってXperia acroを待っていた方もかなり多いのではないでしょうか。XPERIAからの乗り替え組や、これからスマートフォンを持とうとする層でかなりの売れ行きが予想されます。