Xperia X10の後継機「Xperia arc」の話で盛り上がりを見せていますが、同時期に、それも同じNTTドコモから発売されるというNECカシオの世界最薄Androidスマートフォン「N-04C Medias」にも今後注目が集まりそうです。
まだ正式発表されていませんが、Mediasには以下のような特徴があるようです。
- 世界最薄の厚さ7.7mm
- Android 2.2(Froyo)
- 4.2インチFWVGA(854×480)
- FeliCa、赤外線機能、おサイフケータイなど日本独自機能
少しXperia arcとの比較をしてみましょう。
端末の薄さ
両者ともにこだわりを感じるのが端末の薄さです。Xperia arcも8.7mmとかなりの薄さですが、Mediasはそれを上回る7.7mmという薄さを実現しています。ただしこれは最薄部での値であって、トータル的な印象はまた変わってくるのかもしれません。また、単に薄いからといってそれが良いとも限りません。手に持って気持ちの良いものを作ったというXperia arcに対して、Mediasがどのような形状をもってリリースされるのかが見ものです。
日本独自機能の有無
Mediasには、FeliCa、赤外線通信、おサイフケータイなどの日本独自機能が搭載されます。ワンセグはどうやら非搭載のようです。対してXperia arcにはこのような機能は搭載されません。
OSのバージョン
Xperia arcが最新のAndroid2.3(gingerbread)を搭載するのに対し、Mediasにはひとつ古いAndroid2.2(Froyo)が搭載されます。この違いは日本独自機能の有無によってもたらされるものでしょう。Xperia arcはさらに次期バージョン(Android2.4)へのアップデートにも高い可能性があります。Mediasは恐らくAndroid2.3止まりだと推測します。
まとめ
「同時期の発売でしかもどちらも薄い」という共通点から安易に比較してみたのですが、比較対象がおかしかったのかもしれません。なぜならMediasが完全に国内向きなのに対して、Xperia arcは国際版としてリリースされるからです。
おサイフケータイなどのガラケー機能を使いたければ、薄くて大画面のMediasは選択の有力候補となるでしょう。しかしそのときには既存のLINX 3DやREGZA PHONEもAndroid2.2にアップデートされているでしょうから悩ましいところです。