Android4.4 KitKatで本体設定の項目にどのような変化があったのかをNexus 5を使って調べてみました。
まずはじめにステータスバーから呼び出すクイックセッティングについて。
左上の自分の名前が表示されているブロックをタップして、Google+プロフィールにアクセスすることができるようになりました。また、「現在地」という項目が追加されました。
「現在地」をタップすると「位置情報」の設定ページに遷移します。Android4.3以前ではこのページにGPSのON/OFFチェックボックスがありましたが、Android4.4 KitKatではその項目が無くなり、代わりに「モード」という項目が追加されました。求める位置情報の精度に応じて、使用する”位置情報モード”を指定することができます。また、新設された「最近の位置情報リクエスト」の項目から、位置情報を要求したアプリを確認することができるようになりました。
クイックセッティングの変更点はこのくらいです。
次にメイン設定に移ります。「無線とネットワーク」の項目に「デフォルトSMSアプリ」を選択する項目が追加されました。Android4.4 KitKatではGoogle謹製のメッセージ総合アプリ「ハングアウト」がデフォルトのSMSアプリに設定されていますが、これを自分でインストールしたアプリに変更することができます。
「モバイルネットワーク設定」では優先ネットワークモードを選択することが可能になりました。ただしあくまで”優先”なので、ネットワークを限定することはできません。
「モバイルプラン」と「緊急警報」の項目も追加されています。「モバイルプラン」をタップすると上の右の画像のようなウィンドウが表示されました。利用している通信キャリアによってはここから料金プランなどを確認することができるのかもしません。
緊急警報の設定項目はこんな感じ。国内でも受信できるものと思われます。
ディスプレイの設定の「スクリーンセーバー」には「デザートケース」が追加されました。この記事の最後のほうで紹介するAndroid4.4 KitKatのイースターエッグ画像をスクリーンセーバーとして設定できます。
「タップ&ペイ」という項目も追加されています。NFCを使った決済機能ですが、恐らく日本では未だ使えないと思います。
ユーザー補助の項目では「字幕」と「拡大操作」の2つが追加されています。下の動画は「拡大操作」のデモ。
画面をトリプルタップすると拡大表示されます。再度トリプルタップで拡大解除。拡大箇所の移動や拡大レベルの調整ができます。細かい文字などを見る時に重宝しそうな機能です。
Android4.4 KitKatで追加された印刷サービスです。Googleクラウドプリントのほか、HP印刷サービスなどのプラグインを追加して使うことも出来ます。
端末情報の内容です。モデル番号はNexus 5、Androidバージョンは4.4、ベースバンドバージョンはM8974A-1.0.25.0.17、カーネルバージョンは3.4.0-g9eb14ba android-build@vpbs1.mtv.corp.google.com #1、ビルド番号はKRT16M。
ビルド番号の部分を7回タップすると設定に「開発者向けオプション」が表示されるようになります。また、Androidバージョンの部分を高速タップすると、Android4.4 KitKatのイースターエッグ画像を表示させることができます。
イースターエッグ画像は下の動画で確認できます。結構手の込んだ作りです。
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