ジャパンディスプレイは10月11日、5.0インチ・フルHDの「WhiteMagic」液晶モジュールの量産出荷を開始したと発表しました。
「WhiteMagic」は、従来の液晶パネルの主流であるRGB(赤緑青)にW(白)画素を加えることで、画面の明るさと低消費電力化を実現する同社独自技術を搭載した液晶。より少ない消費電力で従来と同等の明るさを実現するほか、同じ商品電力で従来より1.5倍画面を明るくし、野外での視認性を向上させることも可能です。
今回量産が開始されたのはWhiteMagicを適用した5.0インチFHD(1920×1080ピクセル)の液晶モジュール。画素密度は446ppiで、液晶モードは透過型。輝度は840カンデラ、色再現域は70%、コントラスト比は1000 : 1。
同社はこれまでVGA、qHD、HDなどのディスプレイにWhiteMagicを採用してきましたが、今回のFHDなど高精細版のラインアップも拡充していく計画としています。
なお、ドコモの2013-2014冬春モデルとして、5インチFHDのWhiteMagicを採用した富士通製スマートフォン「ARROWS NX F-01F」が発表されています。
情報元:ジャパンディスプレイ