LGがスマートフォン向けの5.5インチAH-IPS液晶パネルを開発したと発表しました。
解像度は2560×1440ピクセルの”クアッドHD”。画素密度は538ppiとなり、これは現在流通しているモバイルディスプレイの中で最も高い値だということです。画面を拡大表示した際でもシャープな状態を保つことができるということです。
精細さに加えて、コントラストと明るさも向上しています。解像度を上げると一般的に輝度が落ちてしまいますが、低温ポリシリコン(LTPS)を採用することで透過率と開口率を高め、430nitの輝度を実現しています。
また液晶の厚さは1.21mmと薄く、ベゼルもわずか1.2mmしかありません。同社が先月発表した”世界最薄5.2インチフルHD液晶”と比較し、厚さがさらに12%減少し、ベゼルも大幅に狭くなっています。
いまのところ具体的な採用製品は未定ですが、近い将来発売されるスマートフォンで採用されるものと思われます。
情報元:LG Display