ヤフーがAndroid版「Yahoo!地図」アプリを全面リニューアルしました。対象はAndroid2.3.3以降を搭載した端末。Google Playストアで配信されています。同アプリのiOS版も同様の刷新が行われ、年内にリリースされる予定です。
最新版では新たに「ベクトル地図描画エンジン」が採用されました。これは地図情報をサーバーから座標などの数値データとして受け取り、端末側で地図を描画する仕組みです。これまでは画像データそのものを受け取っていましたが、ベクトル形式を採用することにより端末側で拡大、縮小、回転などが可能になり、画像の劣化が少なく、よりリッチでリアルタイムな地図表現が可能となりました。
3D表示も実装されました。地図を俯瞰で見られる「バードビュー」や、東京スカイツリーなど話題の建物を地図上に3Dで精密に再現するなど、立体感を持たせた閲覧が可能です。
ルート探索機能では、地図画面と経路をリスト化した画面をシームレスに切り替えて表示することが可能になりました。また、進行方向に合わせて地図を自動的回転させる機能や、飲食店の営業情報などを検索結果に反映しリアルタイム情報を地図画面上で確認する機能も追加されています。
さらに、日本全国の観光地で配布されている観光パンフレットをデジタル化し、「ガイドマップ」として「Yahoo!地図」アプリに掲載し、ガイドマップ上でおおよその現在位置が確認できる機能も新たな試みとして追加されています。
情報元:ヤフー