Googleは現地時間7月24日、Nexusシリーズの新しいタブレット端末「Nexus 7(第2世代)」を発表しました。
NexusシリーズはAndroid搭載機のリファレンス端末としてGoogleが直接開発・販売する製品群。GoogleはこれまでNexus 4やNexus 7、Nexus 10といった機種を発表・発売して来ましたが、今回発表されたのは7インチディスプレイを搭載したタブレット端末「Nexus 7」の新しいモデルです。製品名は旧型のもとの同一ですが、旧型は「Nexus 7(2012)」というように区別されています。製造は同じASUS。
新型Nexus 7ではまず画面がより鮮明になりました。画面サイズは7.0インチで旧型から変わりませんが、解像度が1920×1200のWUXGAへ高解像度化し、ピクセル密度が216ppiから323ppiに大幅向上しています。
また、本体サイズは114×200×8.65mm、重さは290g(LTE対応モデルは299g)と、旧型から厚さが1.8mm薄くなり、重さは50gも軽くなりました。一方、バッテリー容量は3,950mAhと減ったものの駆動時間は逆に伸び、HDビデオ再生で9時間、ブラウジングや読書で10時間の連続使用が可能になりました。新たに「Qi」準拠のワイヤレス充電にも対応します。
このほか、プロセッサにQualcomm製のSnapdragon S4 Proを採用し、CPU性能は1.8倍、GPU性能は4倍に向上。メモリーは2GBに倍増。カメラは120万画素前面カメラに加え500万画素の背面カメラも搭載。スピーカーはモノラルからステレオへ。通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0に対応。モバイル通信では3Gに加えLTEにも対応(Wi-FiモデルとLTE対応モデルを用意)しました。microUSBはSlimPortによる外部モニターへの1080p動画出力が可能になりました。
OSは同時発表された新バージョン「Android4.3」が初期搭載されます。コードネームはAndroid4.1/4.2から変わらずの「Jelly Bean」で劇的な変化はありませんが、マルチユーザー機能が強化されユーザーごとにアプリを制限するプロファイルが追加されたり、バーチャルサラウンドサウンドへの対応、ほか、OpenGL ES 3.0、Bluetooth Smart、Bluetooth AVRCP 1.3が標準サポートされています。
新型Nexus 7の発売は米国において7月30日。日本を含む各国でも数週間以内に発売される予定です。価格(米国)は、16GB Wi-FIモデルが229ドル(約23,000円)、32GB Wi-Fiモデルが269ドル(約27,000円)。日本では発売の予定がない32GB LTE対応モデルは349ドルとなっています。
日本向けの紹介サイト(http://www.google.co.jp/nexus/7/)もすでに用意されています。
情報元:Google