17日、NECがスマートフォン事業から撤退することを検討していると日本経済新聞などが報じました。
日本経済新聞の報道によれば、NECはスマートフォン事業をレノボとの統合で立て直す考えだったが、出資比率などで条件が折り合わず。独力での事業構造の維持は困難と判断し、同事業から撤退することにしたということです。
ただし、レノボを含め事業統合などを再び検討する可能性もあるということで、撤退は決定されたものではないらしい。
NECは子会社のNECカシオモバイルコミュニケーションズで携帯事業を手掛けており、薄型・軽量の「MEDIAS」ブランドを展開してきました。今回の報道では、事業撤退後は新規開発は凍結する方針で、これには「カシオ」ブランドの機種(つまりG’zOneなど)も対象になるとのことです。今後は他社の手薄な従来型の携帯電話に特化し、携帯事業の大幅縮小で収益の改善を急ぐ考えであると報じられています。
NECはこの報道に対し「当社として発表したものでない。市場が急激に変化する中で様々な検討を行っているが、報道された内容について決定した事実はない」とコメントしています。