HTCは現地時間12日、1.2GHzデュアルコアCPUを搭載するハイエンドスマートフォン「HTC Sensation」を発表しました。
HTC Sensationは、開発コードPyramidとして知られるアンドロイド搭載スマートフォンです。
1.2GHzデュアルコアCPU、768MBのRAM、解像度960 x 540 (qHD)4.3インチ大画面高精細ディスプレイを搭載したハイスペック仕様が特徴です。チップセットは第三世代Snapdragon Qualcomm MSM8260で、CPUのマルチコア化とGPUの大幅強化(Adreno220)がなされています。
カメラは背面8メガピクセル、前面0.3メガピクセルのデュアル構成。1080p 30fpsの動画撮影・再生にも対応します。
サイズは126.1mm x 65.4mm x 11.3mm、重量は148gとなっています。
発売は5月~6月で、米国、欧州およびアジアにおいて販売されます。米国ではT-Mobileが販売し、製品名は「HTC Sensation 4G」となるようです。
詳細スペックは以下のとおり。HTCの現フラグシップモデルであるHTC Desire HDと比較をしてみました。
製品名 | HTC Sensation | HTC Desire HD |
端末サイズ | 126.1 × 65.4 × 11.3mm | 123 × 68 × 11.8mm |
重量 | 148g | 164g |
OS | Android2.3.3(Gingerbread) | Android 2.2.1 |
CPU | Qualcomm MSM8260 Snapdragon 1.2GHzデュアルコア | Qualcomm Snapdragon QSD8255 1GHzシングルコア |
RAM | 769MB | 768MB |
ストレージ | 1GB | 1.5GB |
ディスプレイ | 4.3インチ 960 x 540 (qHD) S-LCD | 4.3インチ 800×480(WVGA) S-LCD |
メインカメラ | 8MP オートフォーカス、デュアルLEDフラッシュ | 800万画素 オートフォーカス、デュアルLEDフラッシュ |
サブカメラ | 0.3MP | – |
ビデオ撮影 | 1080p 30fps | 720P 30fps |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n |
Bluetooth | ver.3.0 対応プロファイル:AVRCP, GAP, GOEP, HFP, HID, HSP, MAP, SPP, SDAP | Ver.2.1+EDR 対応プロファイル:A2DP,AVRCP,FTP,HFP |
電池容量 | 1520 mAh | 1230mAh |
その他 | DLNA、USB and Wi-Fiテザリング、HDMIポート | 未確認 |
ほぼすべての項目においてSensationが優れています。発売当時モンスター級のスペックを誇っていたDesire HDがまるで赤子のようです。
ハイスペック仕様にもかかわらず、コンパクトにまとめてきたところが良いと思います。HTCのハイエンド機はどこか大きくて分厚いイメージがありましたが、今回でそれが払拭できそうです。重さも大幅に軽くなっています。
バッテリー容量が大きく増しているのも嬉しいですね。
SamsungもGalaxy S2というスーパーハイスペック機をリリース予定ですが、良きライバルになりそうです。
日本で発売されることを願っています。