海外SIMフリー端末を取り扱うEXPANSYSさんのご好意により、サムスン製のAndroid搭載デジカメ「GALAXY Camera」をお借りすることができましたので、本日から何回かに分けてレビューを行いたいと思います。海外では昨年末に発売されており若干の”今さら感”がありますが、後継機種の話もあり、このような製品の可能性を探るべく試用してみることにしました。
GALAXY CameraはAndroidをプラットフォームに採用したデジタルカメラです。OSバージョンはAndroid4.1 Jelly Bean。CPUはGalaxy S III αやGalaxy Note IIにも搭載されている「Exynos 4412」で、コア数は4、周波数は1.4GHz。メモリーはRAMが1GB、ROMが8GB。外部メモリーとして最大64GBまでのmicroSDカードに対応します。
通信機能はWi-Fi 802.11 a/g/b/n、Bluetooth4.0をサポート。さらに今回お借りしたモデル(EK-GC100)では3G HSPA+(850/900/1900/2100MHz)にも対応しています。対応するSIMカードを挿せば3G通信も利用できます。
カメラとしては16MP裏面照射型CMOSセンサーと23mm広角レンズを備え、21倍光学ズーム、Xenonフラッシュ、1080pビデオをサポートします。焦点距離は4.1-86.1mm。開放絞り値はF2.8-F5.9。
端末背面には4.8インチの大型ディスプレイを搭載します。解像度は1280×720HDで、「HD SUPER CLEAR LCD」と呼ばれる液晶が採用されています。表示は若干のドット感がありますがカメラの液晶としては十分なレベル。もちろん静電容量式で最大10点のマルチタッチに対応。タッチ性能はGalaxyスマートフォン同様に大変優れています。
端末サイズは128.7×70.8×19.1mm。重さは305g。コンパクトデジカメと比較すると一回りから二回りくらい大きく、重さも2倍程あります。グリップ部分はラバー調の加工がされていて、深く握るとわりと持ちやすいです。ただし親指がタッチパネルの一部を触れてしまうので、撮影時のホールド感は決して良いとは言えません。表面の白い部分の材質はプラスチックで、マットでさらさらとした手触りとなっています。高級感は感じません。かなりシンプルなデザイン。
背面はディスプレイが全体を占めており、それ以外のボタン類などはありません。
側面にはmicroUSBポート、3.5mmオーディオジャック、ストラップホールがあります。
もう一方の側面には内蔵ストロボのポップアップボタンとスピーカーがあります。
ストロボはこんなふうにポップアップします。
上面にはストロボのほか、電源ボタン、シャッターボタン、ズームイン/ズームアウトのダイヤルがあります。ズームイン/ズームアウトのダイヤルはボリュームキーとしての役割もあります。
底面には三脚ねじ穴、バッテリー挿入部、microHDMI端子、SIMカードスロット、SDカードスロットがあります。
カバーを外すとバッテリー、microHDMI端子、SIMカードスロット、SDカードスロットが現れます。バッテリーはスマートフォンなどで使われているものと同種の平形状のもの。容量は1,650mAh。
HDMI端子は小窓が開き、バッテリーカバーを開けなくてもアクセスできるようになっています。
同梱品は、ACアダプタ、USBケーブル、イヤホン、イヤーピース、ストラップ。
恐らく販売店からのおまけだと思いますが、コンセントの変換アダプタも別個で入っていました。
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開封~外観編は以上です。かなり”キワモノ”な感じがしてワクワクします。次回は実際に使ってみての感想など記事にしたいと思っています。
GALAXY Camera レビュー記事
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