サムスンは3月15日、独自開発のモバイル向けアプリケーションプロセッサ「Samsung Exynos 5 OCTA」を改めて発表しました。2013年の第2四半期より量産を開始します。
Exynos 5 OCTAは、その名称からも分かるとおり合計8コアのCPUを搭載したプロセッサです。高性能のCortex-A15コアを4基、低消費電力のCortex-A7コアを4基搭載し、これをARM社の「big.LITTLE」構成で稼働させます。プログラムの要求する性能に応じて稼働するコアをシームレスに切り替えることにより、Cortex-A15コアのみで動作させた時に比べて最大70%の消費電力がセーブされると謳われています。28nmのHKMGプロセスで製造されます。
グラフィックス性能も強化されており、既存のExynos 4 Quadに比べて2倍以上のグラフィック性能を持つとされています。またWQXGA(2560×1600)の高解像度にも対応し、スマートフォンだけではなくタブレットもサポートします。さらに、1080p動画の録画/再生、フルHDで60fpsの動画を扱えるハードウェア・コーデックのほか、業界初のeMMC5.0やUSB3.0インターフェイスをサポートします。
先日発表されたGalaxy S 4の一部モデルで初めて本プロセッサが採用されることになっています。
情報元:Samsung