STマイクロエレクトロニクスとエリクソンが携帯端末向け半導体合弁事業である「ST-エリクソン」を解消する方針を明らかにしました。事業の一部を両社で吸収する以外は閉鎖する予定で、これに伴い従業員約1600人を削減する可能性があります。
解消の理由は受注の急減にあり、主要顧客であるノキアが市場シェアを失うなか、アジアでも競争激化にさらされており、身売り先を探していたが、見つからなかったとのこと。
STエリクソンは半導体・通信機器メーカーとしてモバイル向けプロセッササ「NovaThor」シリーズなどを開発・販売しています。先月開催されたMWC2013ではモバイル向けにして3GHzの高クロックで動作する最新の「NovaThor L8580」を披露しています。
情報元:ロイター、ウォールストリートジャーナル