ソフトバンクスマートフォン「STREAM 201HW」のレビュー2回目です。今回はユーザーインターフェースと設定項目を確認し、使いやすさについて検証してみたいと思います。
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ホーム画面はAndroid4.0標準のスタイルが基本的にそのまま採用されていますが、各ページを俯瞰的に見ることの出来る「ヘリコプタービュー」や、テーマ変更に対応しているなど、細かなカスタマイズもされています。
アプリ一覧の画面も上部に「アプリ」と「ウィジェット」のタブが並ぶ標準的なスタイルですが、アプリの並び替えとアンインストールが行える編集モードが追加されています。
ロック画面では、中央のカギのマークを右に移動させると画面ロック解除、上下あるいは左にスライドすると、通話履歴やカメラ、メールといったアプリの直接起動ができます。
設定項目ではこのショートカットの内容を変更することも可能で、上の右の画像のように好きなアプリを登録しておけば使いやすさは向上するはずです。
通知パネルにはWi-FiやBluetoothなどをON/OFF可能なクイック設定が表示されています。設定項目は最小限であり、ほかのメーカーの最新機種と比べて少し見劣りします。内容のカスタマイズもできません。
しかし設定からこのクイック設定の表示自体を消すことができます。最近ではサードパーティー製のクイック設定アプリも多くあるので、逆にそういったアプリを使いたい時には良いですね。うーん、潔し。
本体設定の画面は少しだけオリジナルにデザインされていて、アイコンが色分けされています。項目は少なくシンプルです。
「省電力モード」があり、ONにすることで電池消費を抑える設定内容に瞬時に変更することができます。
本機種の大きな特徴である「高速ブート」も設定からONとOFFを切り替えられます。
「高速ブート」は電源OFF状態から最短5秒で起動できるという機能です。Windowsパソコンで言うところのスリープのようなもので、極小さな消費電力で状態をメモリーに格納・保存しておき、電源ON時に素早く復帰させます。スマートフォンの場合は画面OFFの状態で待機電力をかなり抑えることができますが、電源OFFにしておいたほうが電池の持ちはより長くなります。12月15日よりテザリングサービスが開始されますが、テザリング専用の端末として持ち歩く場合、電源OFFとONを素早く切り替えられるこの「高速ブート」は案外重宝するかもしれません。
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全体的にAndroid4.0標準のUI・設定がそのまま採用されていて大変シンプルです。メーカーの独自機能がモリモリ付いている機種ではそのままの状態でも楽しめますが、Android端末ではGoogle Playのアプリを使えば似たようなことは大抵できるので、ベースの状態はこれくらいシンプルであってもいいですね。シンプルを好む人には好感度は高いのではないでしょうか。