海外のメディアが11月21日にベライゾン・ワイヤレスから発売されるAndroidスマートフォン「DROID DNA」のレビューを一斉に始めています。
pocketnowは14日、同じクアッドコアプロセッサと2GB RAMを搭載したLG Optimus Gとの比較動画を公開しました。動画ではこの2機種のベンチマーク対決や、アプリの起動速度の比較、タッチレスポンスの比較などが収められています。
ベンチマークの結果は下の表のとおり。計測した全てのベンチマークにおいてDROID DNAの方が良いスコアを出しています。ただしOSバージョンの違いによる影響も考えられるので、それも考慮して考えなければなりません。Optimus GはAndroid4.0.4 Ice Cream Sandwich、DROID DNAはAndroid4.1.1 Jelly Beanを搭載しています。
Device | Optimus G | DROID DNA |
Quadrant | 5669 | 7844 |
AnTuTu Benchmark | 11206 | 14514 |
Linpack(single) | 177.237 | 191.838 |
Linpack(multi) | 434.708 | 464.646 |
SmartBench2012 | 4326 | 4677 |
SunSpider | 1385 | 1148 |
動画後半にかけてのアプリの起動速度や動作のスムーズさの比較では、わずかにDROID DNAの方が優秀であるように見えますが、基本的にはどちらも大変高速でスムーズに動作しているようです。明るさ設定などの環境は不明ですが、単純に見比べるとディスプレイはDROID DNAの方がずいぶんと明るく見えますね。ただしディスプレイサイズも解像度もDROID DNAの方が大きく、逆にバッテリー容量はDROID DNAの方が少ないため、電池持ちの面ではOptimus Gの方が優秀であると推測できます。
DROID DNAの最も大きな特徴は、1920×1080ピクセルという高解像度ディスプレイを搭載しているところです。これまでのハイスペック機のトレンドを一回り超えた、次世代のスマートフォンであると言えます。中国のメディアePriceでは、このDROID DNAのディスプレイをiPhone 5などのほかのスマートフォンのものと比較をしています。
これはiPhone 5と比較をしたもの。上がiPhone 5で下がDROID DNA。単純に見比べてみるとDROID DNAの方が遥かに精細です。ピクセル密度はiPhone 5が326ppi、DROID DNAが440ppiです。
こちらもiPhone 5との比較。左がiPhone 5、右がDROID DNA。
これは同じHTC製のHTC One X+との比較。左がDROID DNA、右がHTC One X+。僅差ですがやはりDROID DNAのほうがシャープです。
同じくHTC One X +との比較。
こちらもHTC One X +との比較。細かい文字もつぶれないで表示されています。
最後にGalaxy Note IIとの比較。Note IIは非Pentileとなり画質が向上していますが、それでもこれだけの違いがあります。
今後発売されるハイエンドモデルはみなフルHD級の解像度を持つディスプレイを搭載することが見込まれており、その先駆けとしてDROID DNAやHTC J butterflyが登場することになります。日本での発売が本当に楽しみですね。
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おまけ:海外メディアDROID LIFEが、DROID DNAにプリインストールされている壁紙2点を配布しています。手持ちの端末に設定すれば、雰囲気だけでも最新機種を味わうことができます。(Download: Two DROID DNA Wallpapers)
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