Xperia arc用の高品質っぽいケースがあるぞ、ということで先日ご紹介したMSY製のハードケースを覚えていらっしゃいますでしょうか?
なんとなんと、当ブログの記事を見たMSYのマーケティング担当さんから試供品をいただけることになりまして、それが手元に届きましたので早速レビューとしてまとめたいと思います。
少しばかり興奮しておりますが、それをしっかり抑えてあくまで中立の立場でレビューをしたいと思います。
ご提供いただいたのはこちら↓
こんなにたくさん・・・。MSYさんではXperia arc(SO-01C)用ケースは全4種類ありまして、各種2色ずつ計8つもご提供いただいてしまいました。4種類の詳細については前回の記事をご覧ください。
この中で気になるのはやはりメッシュタイプの「Polyvalent Series – WEB Case」でしょう。全種類形状は同じなので、このメッシュケースを使ってレビューをしてみたいと思います。
本体以外の同梱品はありません。カラーはネイビー、ブルー、ホワイト、ピンク、スプリンググリーンの5色。写っているのはホワイトとピンクです。表面はしっとりスベスベで手触りが良いです。光沢はありません。なんだろ・・・、独特な香りがします。嫌な感じではありません。
装着してみました。両サイドの縁が広めに取られていて、ちょうどディスプレイのギリギリのところまで来ます。この広めの縁がデザイン性を高めていて、Xperia arc本体と完全に融合しているような一体感が出ています。また、ディスプレイ周りの縁が狭いXperia arcでは指が誤って触れて誤操作してしまうことがありますが、それの防止にも多少役立っているようです。
非常に格好良いです。ルックス勝負ならこれまでレビューしてきたケースを圧倒しています。
背面です。メッシュは中央に行くにつれて穴が小さくなっていて綺麗なグラデーションになっています。カメラやサブマイク用の穴にはズレはありません。穴の大きさは寸法ぎりぎりに作られていて、精巧さをアピールしているようです。サブマイク用の穴も小さく、メッシュ柄の邪魔になっていません。
上面、底面です。悪くありません。
microUSBポート部分は標準ケーブルとの干渉はありませんでした。ボリュームボタンは正直かなり押しにくいです。穴の大きさに遊びが少ないためボタンが埋まってしまっていて、指の腹で押すのが難儀です。指先で押すようになると思います。着信ランプ用の切り欠きが無く、完全に隠れてしまっています。
オーディオジャック部分です。ジャストサイズです。標準ヘッドホンでの干渉はありませんでした。カメラのシャッターボタン部分ですが、ボリュームボタンと同じく押しにくいです。ただし、こちらの方がまだ穴に余裕があるので、指の先で押せば十分に操作可能です。
Xperia arc特有の弧状のデザインは損なわれていません。
ここまでが形状等、基本部分となります。以下、タイプごとの特徴をまとめます。
Polyvalent Series Solid Case
表面のツヤとポップなカラーバリエーションが特徴のハードケースです。カラーは、スカイブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンクの全5色。写真はスカイブルーとオレンジです。
元気の良い非常に鮮やかな色彩です。表面はツルツルとしています。
Crystal Series Crystal Case
クリアタイプのハードケースです。カラーは、ピンク、クリア、ピンクの3色。写真はクリアとブルーです。
しっかりと色が付いている割に透明度が高く、非常に美しく見えます。表面はやっぱりツルツルしています。
Velvet Series Velvet Case
特殊なラバーコーティングがされていてベルベットのような質感が特徴のハードケースです。カラーは、ブラック、レッド、ブルーの3色。写真はブラックとレッドです。
まるで高級車のようなリッチさが漂います。やばい、格好良すぎ・・・。レッドを装着すると 003SHにみえてきます。
表面はマットでしっとりしています。すべすべしていて手触り良好です。
前回の記事では好みではないなんて言ってしまいましたが、全タイプのなかで最終的に一番気に入ってしまいました。Xperia arcの「凛とした佇まい」に非常によくマッチしていると個人的には思います。
カメラ撮影テスト
表面がツルツルしていてクリアタイプのケースでは、フラッシュを使った撮影時に反射した光が写真に写りこんでしまうという問題があります。その点についてチェックしてみました。
※クリックで拡大表示できます
上段、左:ケース無し、中央:Crystal Case(クリア)、右:Crystal Case(ブルー)、
下段、左:Web Case、中央:Solid Case、右:Velvet Case
Crystal Caseで問題が生じてしまっています。完全に反射した光を写し込んでしまっていて、もはやケース装着時にフラッシュを使った撮影はできないと言っていいと思います。
私の目で見た限り、その他のケースは問題なさそうでした。
総評
デザイン性に富んだ非常にルックスの良いケースです。私がこれまでレビューしたもののなかでは圧倒的に優れています。その格好良さの秘密は、ディスプレイのラインぎりぎりまでに広くとられた縁にあると思います。ケースが端末の縁の役割を完全に果たすことによって、端末と融合しているようなとても強い一体感が出ています。
造りも良いです。穴の大きさにほとんど遊びが設けられていないところを見ると、精巧さに自信アリという事だと思います。確かに他メーカーの製品でよく見られるような微妙なズレがほとんどありません。(個体差はあるかもしれません。)
用意されているタイプもどれも特徴があって良いです。特にメッシュとベルベットケースはあまり他で見ないものだと思います。個人的にベルベットケースのブラックは質感も含めて至極の格好良さだと思います。
薄さ、軽さは普通レベルだと思います。薄さだけで言ったらレイ・アウト製ケースの方が優れているでしょう。
欠点は2点あります。1点目はボリュームボタンとシャッターボタンが押しにくい点です。慣れればそれなりに使いこなせそうですが、使い始めは苦労するかもしれません。2点目は着信ランプが隠れてしまっている点です。メール受信や着信を着信ランプに頼っている場合は致命的です。(削っちゃえば良いんですけどね。)
それとこれはCrystal Caseだけの問題ですが、フラッシュを使った撮影時に反射した光を写し込んでしまいます。もはやクリアタイプケースの宿命だと思われます。
予想通り、非常にクオリティーの高い製品でした。
レビュー商品:MSY製ハードケース4種