ドイツで開催されていたIFA2012にて、サムスンがWindows Phone 8を搭載したスマートフォンを発表しています。サムスンはWindows OSベースの端末を「ATIVシリーズ」として展開していく計画で、今回スマートフォンは「ATIV S」が発表されました。また、主にタブレット向けのOSとなるWindows RTを搭載したタブレット端末「ATIV Tab」も同時に発表しています。
「ATIV S」は、Galaxy S IIIのWindows Phone版のようなモデルで、4.8インチHD AMOLEDディスプレイや、1.5GHzデュアルコアCPUなどを搭載したハイスペック機です。8.7mmのスリムボディーに2,300mAhの大容量バッテリーを搭載するのも特徴の1つとなっています。
ATIV Sのスペック
- 端末サイズ:137.2×70.5×8.7mm
- 重さ:135g
- ディスプレイ:4.8インチ HD(1280×720) Super AMOLED
- OS:Windows Phone 8
- CPU:1.5GHzデュアルコア(Qualcomm Snapdragon S4 – MSM8260A)
- RAM:1GB
- ROM:16GB、32GB
- 外部メモリー:microSD/microSDHC/microSDXC(最大64GB)
- カメラ:背面800万画素、前面190万画素
- 無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n
- Bluetooth:3.0
- NFC:○
- 通信規格:HSPA+ 42Mbps(850/900/1900/2100MHz)、EDGE/GPRS(850/900/1800/1900MHz)
- バッテリー容量:2,300mAh
ATIV Tabのスペックも掲載しておきます。CPUはデュアルコアでインパクトはありませんが、8,200mAhバッテリーや2GB RAM、NFCチップなどを搭載する点に注目です。モバイルネットワークには非対応となっています。
ATIV Tabのスペック
- 端末サイズ:265.8×8.9×168.1mm
- 重さ:570g
- ディスプレイ:10.1インチ FWXGA(1,366×768) 液晶
- OS:Windows RT
- CPU:1.5GHzデュアルコア(Qualcomm Snapdragon S4 – APQ8060A)
- RAM:2GB
- ROM:16GB、32GB
- 外部メモリー:microSD/microSDHC/microSDXC(最大64GB)
- カメラ:背面500万画素、前面190万画素
- 無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n
- Bluetooth:4.0
- NFC:○
- 外部端子:microHDMI、USB
- バッテリー容量:8,200mAh
Windows Phone 8とは
マイクロソフトが今年6月に正式発表したモバイル向けのOSの最新版。今年の秋から世界180か国以上でこれを組み込んだ端末が発売される予定です。現行のWindows 7 / 7.5が対応していなかった高解像度ディスプレイやmicroSDカード、NFC、アプリ内課金、最大64コアまでのマルチコアプロセッサなどに新たに対応したほか、マルチタスクの強化、地図機能の強化、モバイル決済の強化、スタート画面の機能向上などが行われています。現在のところハードウェアパートナーはNokia、HTC、サムスン、ファーウェイの4社。