人間中心の設計・機能を搭載したGalaxy S IIIには、画面を見ている間は画面がOFFにならない「スマートステイ」などの便利機能が複数搭載されていますが、あまりよく知られていない機能で「個別EQ設定」というものがあります。
この機能は、ユーザー個人の聴覚特性と環境騒音レベルに合わせて通話時の音質を調整する機能で、これを設定することで通話時の音声がより聞き取りやすくなるとされています。
個別EQ設定にアクセスするには、電話アプリを起動し、メニューボタンを押し、「通話設定」→「通話音EQ設定」→「個別EQ」の順に選択します。
設定を行うためには端末にイヤホンを挿す必要があります。左右の耳にイヤホンを装着後、「開始」をタップします。すると、左右のイヤホンから交互に異なる周波数帯のピープ音が流れ始めます。音が聞こえた場合は「はい」を、聞こえなかった場合は「いいえ」を押し、設定を進めていきます。
テスト終了時には、ユーザーの聴覚の特性がグラフ化されて表示されます。ここで「右耳に最適化」あるいは「左耳に最適化」を選択することで設定を完了できます。通話時によく使用する方の耳を指定します。
端末ではこの結果を元に、より聞き取りやすいよう音声に補正をかけ、ユーザーの耳に届けます。例えば低い音が聞き取りにくいというテスト結果となった場合、低音を補強するといった具合です。
情報元：MoneyToday
