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噂のHTC製5インチスマホと思しき端末がベンチマークに登場、ほぼ噂どおりのスペックに

HTC Flyer 5月9日から欧州で発売

HTC Flyer 5月9日から欧州で発売

以前BGRや一部の韓国メディアによって報じられたHTCの5インチディスプレイ搭載スマートフォンについて、それと思われる端末が著名なベンチマークアプリの測定結果データベースに登場しています。

まずはグラフィックス性能を測定する「GLBenchmark」というベンチマークに登場。モデル名は「HTC6435LVW」、プロダクト名は「DLX」、搭載チップは「MSM8960」、CPU周波数は「384~1512MHz(最大1.5GHz)」、画面解像度は「1794×1080」、搭載OSは「Android4.0.4」となっています。また「verizon_wwe」という記載もあり、この端末が米通信キャリアのベライゾン・ワイヤレス向けに開発されているものであることがわかります。

次に端末の総合的なパフォーマンスを測定する「AnTuTuBench」というベンチマークアプリに登場。モデル名は同じく「HTC6435LVW」。搭載OSも同じで「Android4.0.4」となっています。ベンチマークスコアは8106となっており、高いパフォーマンスを持っていることが確認できます。

さて、注目すべき点は画面解像度と搭載チップです。まず画面解像度について、1794×1080という大変高い解像度を持っていることがわかります。しかもこの値は、画面上に描画されるオンスクリーンキーの領域を除いての値だと推測されており、実際の解像度は1920×1080のフルHDである可能性が高いと言われています。

また搭載チップについて、GLBenchmarckでは単に「MSM8960」と記録されていますが、ベンチマークスコアが通常のSnapdragon S4ではあり得ない値となっており、実際には「MSM8960T(Snapdrason S4 pro)」なのではないかと推測されています。MSM8960TはKrait世代の最大1.7GHz動作のデュアルコアCPUと、GPUとしてAdreno320を搭載したSoCです。Adreno320は現行のAdreno225と比べて3~4倍のパフォーマンスがあるとされています。

以前BGRによって伝えられた情報ではCPUは”「Krait」クアッドコアCPU”ということでしたので今回のものとは相違しますが、少なくとも新型のSoCが採用されている可能性が高いですし、またフルHDの解像度やAdreno320を搭載すること、そしてベライゾン向けに開発されていることなどを考えると、今回の端末が噂の”HTC製5インチスマホ”に該当する可能性が高いと言えると思います。

いずれにしろ次世代のスマートフォンを象徴するようなスペックを持つ端末となりそうです。

情報元:GLBenchmarckAnTuTuBenckmarck 経由:Blog of Mobile!!2)、DROID LIFE