LG電子が5インチディスプレイ搭載Androidスマートフォン「Optimus Vu」の後継機を開発中で、既に韓国の通信キャリア3社への供給を決めたそうです。発売は今年の10月となる見込みです。
Optimus Vuはサムスンの5.3インチスマホ「Galaxy Note」の対抗としてリリースされた、5インチの大型ディスプレイを搭載するAndroidスマートフォンで、解像度がXGA（768×1024）、アスペクト比が4:3であることを特徴としています。アスペクト比を4:3にすることで、電子書籍やOffice資料、一般的なカメラで撮影した写真などを画面いっぱいに表示することができるという利点があります。
その後継機となる「Optimus Vu 2」は、この特徴を維持し、同じ5.0インチXGA（768×1024）ディスプレイを採用するそうです。
前作との違いは主に、「筺体のコンパクトさ」と「SoC」の2点です。アスペクト比4:3のディスプレイを持つ本機種は一般的なスマートフォンと比べて横幅が長くなるため、片手で持ちにくいという欠点がありました。これを改善するため、ディスプレイ周りの枠（ベゼル）を極力狭くし、筐体のスリム化を実現したそうです。また、もうひとつの違いである「SoC」については、前作ではQualcommのSnapdragon S3（APQ8060）が採用されていましたが、Optimus Vu 2では処理性能や省電力性が高められたSnapdragon S4が採用されるとのことです。CPUのコア数、周波数は、変わらず2コアの1.5GHzです。
つい先日、メーカーの公開したUser Agent Profileや、ベンチマーク測定結果データベースへの登場により、Optimus Vu 2と思われる端末の存在が確認されています。型番は「LG-F200S/K/L」で、Android4.0やアスペクト比4:3のXGA（768×1024）ディスプレイ、CPU周波数が1.5GHzとなっています。恐らくこれがOptimus Vu 2に該当するものと思われます。
情報元：デジタルデイリー
