LGとパンテックがサムスンのGalaxy S IIIに対抗してクアッドコアCPUを搭載したスマートフォンを開発中であり、LGは10月に、パンテックは9月に発売する計画のようです。韓国メディア:デジタルデイリーが業界関係者からの話として報じています。
Galaxy S IIIにはデュアルコアCPUを搭載したモデルとクアッドコアCPUを搭載したモデルが存在し、対抗として据えているのはクアッドコアCPUを搭載したモデルの方です。これにはサムスン独自のプロセッサである「Exynos 4412」が採用されています。一方、LGとパンテックが採用するのはQualcomm社のクアッドコアプロセッサ搭載チップ「APQ8064」。製造プロセス28nmであることに加え、不要なときは他のコアの動きを抑える「非同期制御」を実装し、さらなる低消費電力化が実現されています。またGPUも従来品(MSM8960などが採用するAdreno225)と比べて3~4倍のパフォーマンスがあるとされる「Adreno320」を採用しています。
LGのAPQ8064搭載機と言えば以前から噂されている「LG-E970/LG-LS970(コードネーム:LG Eclipse)」。既に各種認証やベンチマーク測定結果にも登場しており存在が確認されています。リーク情報によれば次のようなスペックを持つようです。
- 端末サイズ:131.9×71.6×8.6mm
- 重さ:142g
- ディスプレイ:4.67インチ WXGA(1280×768) IPS液晶
- CPU:1.5GHzクアッドコア(Qualcomm Snapdragon S4『APQ8064』)
- RAM:2GB
- ROM:16GB
- カメラ:背面1300万画素、前面130万画素
- LTE:対応
- バッテリー容量:2,100mAh
パンテックの方は存在がまだ確認されていないと思いますが、今回の情報によればLGよりも早いタイミングでリリースする計画のようです。
情報元:ddaily.co.kr