ドコモ2012年夏モデルスマートフォン「AQUOS PHONE st SH-07D」に触れてきました。ファーストインプレッションとして感想をまとめます。
本機種は3.4インチディスプレイを搭載するコンパクトなシャープ製のAndroidスマートフォンです。個性的な筐体デザイン、そして快適な音楽再生が特徴です。充電パッドに置くだけで充電可能な「おくだけ充電」に対応するほか、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信も備え、機能は充実しています。ただしXiには非対応。本体は防水・防塵仕様となっています。
外観は動画に収めてきましたので御覧ください。
大変小柄で、そして丸みを帯びているために、手にすっぽりと収まります。背面はラバー風塗装が施されていて、しっとり滑らかで弾力のある不思議な手触り。指紋も目立ちません。
デザインで特徴的なのは、左下に備わった「コーナーストラップホール」と、ディスプレイの縁を囲う「メタリックフレーム」。格好いいストラップを付けて首から下げたりするのが似合いそうです。
でもストラップホールとオーディオジャックは近い位置にあって欲しかったです。なぜならネックストラップ型のヘッドホンとの相性が良いからです。位置が遠いとケーブルがとどかなかったり、見た目が悪くなったりします。
ちなみにオーディオジャックの下に見える電源ボタンは極小で、しかも凸度が少ないので押しにくかったです。
ボリュームボタンの中央に見えるのは「Playボタン」です。押すと音楽再生ができます。移動中などとっさにミュージックスタートしたい時に便利そう。長押しするとミュージックアプリが起動します。独自のミュージックアプリ「Music’n Player」は、約50時間の連続再生が可能となっています。
動作の具合は次の動画で確認できます。
CPUはSnapdragon S2(MSM8255)の1.0GHzシングルコアであり、時代遅れな感は否めませんが、全体的に割とサクサクと動きます。ただしブラウザでの描画スピードは大変遅く、表示までにかなり待たされることがありました。評価機ですので調整不足なのかもしれません。
Quadrantのスコアは2209でした。マルチタッチ時の同時認識数は5点でした。
システム情報は画像のとおりです。ストレージは合計4GBで、そのうち内部ストレージとして約850MBが割り当てられていました。展示機の空き容量は約790MBとなっていました。決して多いとは言えないので、音楽は外部メモリー(microSDカード)に保存すると良さそうです。
ホームアプリはシャープ独自の「3ラインホーム」と、ドコモ標準の「Palette UI」がインストールされていて、どちらかを選択できるようになっています。
3ラインホームは非常に個性的で、上の左の画像のように「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の3ページから成り、左右のスワイプでページを切り替えることができます。それぞれのページは縦にスクロールして展開します。このスタイルは昨年KDDIから発売された「iida UI」を彷彿させます。
構造がシンプルなので分かりやすく、また動作も軽快で使い勝手は悪くありませんでした。しかしAndroid標準からかけ離れたスタイルであるため、これをメーカーのメインのホームとして位置づけるのは如何なものかと思いました。これまでのオーソドックスなホームにプラスする形で用意されれば良かったのに。
機能で面白かったのは「MediaJet」という機能。おくだけ充電で充電中、自動でiTunesの楽曲やプレイリストとワイヤレスで同期してくれるようです。実際に試すことはできませんでしたが、充電と合わせて音楽の同期もワイヤレスでやってくれるというのがスマートでいいなと思いました。
総評
ボディーはコンパクトかつ個性的なデザインで、アクセサリー感覚で持ち歩けそうです。しかも防水・防塵だから多少やんちゃな使い方でも大丈夫そう。充電も”ぽいっ”と置いておくだけで完了するのでスマートです。
言ってしまえばソニエリ(現ソニー)のWalkmanPhoneみたいな感じですが、考えてみれば国内では同じコンセプトのAndroidスマートフォンって他に無かった気がします。「メインのミュージックプレイヤーとしても使えるスマホ」といった感じで、スマートフォンの用途が主に音楽再生であるような人なら適していると思います。
昨年彼氏とお揃いで機種変しました。
シンプルかつコンパクトで最高ですよね(^^)
女の私でも片手で操作できるし、彼氏もジーンズのポッケにすっぽり入るって喜んでました!
割とさくさく動きますし、小型が良くて音楽も良く聴くというような方には良さそうですね。最近は大型端末ばかりですが、こういう小型端末のラインアップも充実させていってもらいたいところです。