富士通研究所は5月1日、タブレット端末にも内蔵可能な世界最小・最薄の手のひら静脈認証センサーを開発したと発表しました。
開発された製品は昨年5月に開発されたものよりも容積で80%減、厚さ5mmに抑えられており、これまでA4サイズのノートPCへの内蔵が限界だったところ、タブレット端末などのモバイル機器にも容易に組み込むことが可能となっています。
この小型化は、より小型で低コストのイメージセンサーを採用することにより実現しています。また併せて開発した”撮影画像の品質を補正する技術”の適用や、光学系部品の再設計により、従来の手のひら静脈センサーとの互換性を保持しつつ、同等の認証性能を兼ね揃えています。
富士通研究所では、引き続き実用化に向けた研究開発を進め、小型機器への組込み用として早期の実用化を目指すとしています。
情報元:富士通