ケータイ売れ筋ランキング（12月12日～12月18日）、混戦を制したのはauの全部入りスマホ「ARROWS Z ISW11F」

2011年12月12日～2011年12月18日までの週間ケータイ売れ筋ランキングです。

この期間、冬モデルとなる新型スマートフォンが続々と発売され、ランキングも上位の顔ぶれが大きく入れ替わりました。混戦のなか首位を制したのは、12月17日に発売されたau期待の星、”全部入りハイスペック防水スマートフォン”こと「ARROWS Z ISW11F」でした。

順位	前回	推移	機種	キャリア
1	–	初	ARROWS Z ISW11F	KDDI(au)
2	1	↓	AQUOS PHONE SH-01D	NTTドコモ
3	2	↓	iPhone 4S 16GB(SoftBank)	ソフトバンク
4	–	初	ARROWS X LTE F-05D	NTTドコモ
5	–	初	Optimus LTE L-01D	NTTドコモ
6	3	↓	iPhone 4S 32GB(SoftBank)	ソフトバンク
7	4	↓	GALAXY S II LTE SC-03D	NTTドコモ
8	8	→	REGZA Phone T-01D	NTTドコモ
9	6	↓	ARROWS Kiss F-03D	NTTドコモ
10	10	→	iPhone 4S 16GB(au)	KDDI(au)

ARROWS Zは、ガラケー機能や防水、高速通信WiMAXに対応した多機能型で、かつ海外メーカー製と同等のハイスペックを有するスマートフォンです。auスマートフォンの今期のフラグシップモデルに位置づけられている機種であり、発売前から大変な期待が寄せられていました。発売時期が遅れたり試作機での動作が鈍いなど不安な面もありましたが、蓋を開けてみれば他の注目機種を抑え首位に立つほどの売れ行きを見せました。

ARROWS Zと同日に発売されたドコモの兄弟機「ARROWS X LTE F-05D」は、4位という結果になりました。また、15日に発売された「Optimus LTE L-01D」も、初登場で5位にランクインしています。ドコモの場合、高速通信Xiに対応したハイスペック機はこの2機種以外にもGalaxy S II LTE SC-03D（今回7位）があり、この3機種で人気が上手く分散されているのではないかと予想されます。定番のGalaxy、全部入りのARROWS X、超ハイスペのOptimusといった具合です。

前週、前々週と1位をキープしてきたドコモの新型アクオスフォン「AQUOS PHONE SH-01D」は、1つ下がって2位となっています。発売から2週経った今でも最新機種を凌ぐ売り上げを見せており、安定して売れていることが分かります。Xi非対応機種となりますが、それをまだ求めないユーザーにとっては、機能面、動作面、電池持ちなどの面で優秀な本機が「本命」と位置づけられているのだと思われます。なお、兄弟機種であるソフトバンクのAQUOS PHONE 102SHは12月17日に発売となり、初登場20位となっています。

iPhone 4Sは、3位にソフトバンクの16GBモデル、6位に同32GBモデル、10位にauの16GBモデルがランクインしている状況です。非常に安定したセールスを見せているものの徐々にAndroid最新機種に押されてきており、au版ではついに10位圏内に1モデルのみとなってしまいました。

このほか大きな変動として、ドコモのGalaxy S II SC-02Cがついに10位圏内から脱落しました（と言っても11位ですが）。発売から26週経って初めてのことです。

最近発売された新機種では、AQUOS PHONE Slider SH-02Dが25位、MEDIAS PP N-01Dが15位、DIGNO ISW11Kが22位、AQUOS PHONE IS13SHが17位、P-01Dが34位、Galaxy Nexusが53位、GS02が62位という結果になっています。

情報元：BCN